主食とおかずが一緒になった「ワンプレート冷食」はなぜ人気なのか? 爆売れしてた「ニップンのよくばり御膳」で気づいた進化

本日10月18日は「冷凍食品の日」。その由来は冷凍(トー)、管理温度マイナス18度以下によるもので、1986年に制定されて以降は同日に冷凍食品にまつわるイベントも行われている。

その冷凍食品、ご存じのように業界はここ数年で急速に拡大中。特に人気なのが「ワンプレート」で主食とおかずが一緒に入ったタイプだ。

今じゃワンプレート専門エリアを設けているお店だってあるが、そこで爆売れしている商品を見つけて気になった。売り切れ寸前までいくほど人気の理由って何?

・ニップンの商品

手に取ったのはニップンの「よくばり御膳」。冷凍調理セット物市場でメーカーシェアNO.1のワンプレートなのでよく見かけるタイプではあるものの、正直に言うと「なんでコレが?」と思わずにいられなかった。

そう……

「五目ご飯と鶏と野菜の黒酢あん」という味がちょっと地味だと感じたのだ。これまでのワンプレートは「ガッツリ系」で売れているイメージがあるから、これが爆売れしているのに驚いた。

しかしながら、世間の流れは早いもの。トレンドが変わっているのなら、古い考えは捨て去ってアップデートせねばなるまい。

ちなみに同商品は電子レンジ専用。外袋から取り出し、透明なフィルムをした状態でそのまま加熱するだけで完成する。

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・感じる進化

食材13品目使用、それから5種野菜100gといった表記になんとなく健康志向を感じるが、ひとまず深く考えずに食べてみると……うわっ。

すごくイイ

これは人気出るわけである。まずおかずパートに野菜がしっかり入っているのが印象に残ったが……

そこにゴロリと入っている鶏肉の存在感、そしてそれに合う黒酢あんの味付けがまた素晴らしい。さらにさらに……

主食として入っている五目ご飯がこれまたいい働きをしているのだ。味付けが濃くなくて食べやすい上に美味しく、全部がちょうどいいバランスで提供されていた。これなら世代を問わず好まれそう。

それでいて量も300gあって、値段も494円(スーパー価格)とワンコイン以下──そうなってくると買う人が多いのもよく分かる。なんだかワンプレートの進化を感じるぞ。