RBの角田裕毅は、チームメイトがダニエル・リカルドからリアム・ローソンに代わったことで「少し刺激が加わった」としながらも、今後もやるべきことをやるだけだと語る。そしてコンストラクターズランキング6位獲得に貢献することができれば、それこそがレッドブルに昇格する近道であると考えているようだ。
リカルドがシンガポールGPを最後に離脱、今週末のアメリカGPからローソンを起用することになったRB。レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは以前、今シーズン残りの6レースでローソンと角田のパフォーマンスを比較するつもりだと発言していた。
角田も以前、自分よりもF1での経験も少なく、実績も乏しいローソンがレッドブル陣営内で優先されることになればそれは「奇妙な」ことだと示唆。いずれにしてもレッドブルのセルジオ・ペレスに復活の兆しが見えない今、レッドブル昇格に向け、角田にとってもローソンにとっても、重要な6レースとなることは間違いない。
「負けないようにしようという気持ちが強くなるだろうけど、それは当然のことだと思います」
そう角田はアメリカGPの木曜日に語った。
「いつもより少し刺激が強いかもしれないけど、それは去年だって同じだったと思います」
「少なくとも僕の方では、やるべきことに集中するだけ。もちろん、リアムもいい仕事をすると思います」
「彼よりも前でいられるようにして、チームが選手権で6位を獲得できればいいなと思っています。それが主な目標です」
そして角田は、自身のパフォーマンスをレッドブルの上層部に売り込む最善の方法は、コンストラクターズランキングで6位を確保するという任務を完遂することであり、その後は自然にチャンスが訪れるはずだと語った。
「ダニエルと対峙した時と、同じようなモノだと思っています」
そう角田は言う。
「そういう噂は、常に広がっています。正直に言って、こういうことについては慣れてしまっているし、それについて話す意味はないと思います」
「レースのウィークエンドを通じて自分の結果で証明し続け、自分がやるべきことやチャンスに集中し続けるしかないです。あとは彼ら次第ですし、どうなるか見てみるしかないですね」
「いつも前にいなければいけない。それが来年の契約や、そのほか全てのことを左右することになるでしょう」
「でも、僕にとっては常にそれがシーズンの一部だし、ダニエルも含めて、コンストラクターズランキング6位という順位をここまで築き上げてきた」
「シーズンが終わった時、もし僕らがランキング6位を達成できなかったら、とてもフラストレーションを感じると思います」