ベティスミス代表 大島康弘さんに聞いた穿き心地のヒミツにはウエストのカーブにあった!
大島さんによると、極上の穿き心地を実現するうえでのいちばんのポイントはウエストのカーブベルトにあるのだという。
「快適に穿くことのできるデニムを作るためのポイントはいくつかあるのですが、なかでも最も重要だと考えるのがウエストです。『デニムワークス』のジーンズはウエスト前後に3㎝程度の高低差をつけているのですが、直線だと、しゃがんだ時などに生地に弛みが出てしまうんです。しかし緩やかにカーブを作ることで、腰回りを優しく包み込むことができます」。
また、同ラインのもうひとつの特徴でもあるシルエットについてはテーパードがポイントなのだという。
「一般的には人間の脚はお尻から太もも、そして足首にかけてだんだん細くなっていますよね。ですので、そのラインに沿うようなパターンを作ることが最も美しいシルエットが出るのではないかと考えました。腰回りにはゆとりを持たせ、膝下から裾にかけて緩やかにテーパードさせることで、どんなスタイルにもハマる理想的なシルエットとなるのです」
【DATA】
ベティスミス
TEL086-474-4460
(出典/「2nd 2024年12月号 Vol.209」)