MotoGP第17戦オーストラリアGPの初日、プラクティスで最速となったマルク・マルケス(グレシーニ)は、コンディションを理解し素早く適応することは自分の得意とすることだと語った。
オーストラリアGPの初日は午前中が雨となり、MotoGPクラスのFP1は長時間のディレイを挟んだ末にキャンセル。午後は天候が回復し、ドライコンディションでプラクティスが行なわれた。
貴重な走行時間となったプラクティスでマルケスは積極的な走りを見せ、路面が再舗装されたフィリップアイランドで最終的に1分27秒770をマークしトップタイムとした。
好調な形で初日を終えたマルケスは、セッションを振り返ると、コンディションへの素早い適応は自分の長所だと語った。
「コンディションを理解して、そして素早く適応することは、僕の強みのひとつなんだ」
「実際のところ、僕らはFP1で走れずに直接プラクティスに進んだけど、グリップはかなり良くなっていた」
「僕らはそのコンディションに適応し、いい感触が得られたんだ。ただ他の人達、特にマルティン(ホルヘ・マルティン/プラマック)は今後かなり大きく前進してくるだろうね」
「アラゴンのように支配できるか? と言われれば、あそこでは0.5秒以上の大きなアドバンテージがあったけど、ここでは0.1秒だからね」
また路面が再舗装されたことでグリップが良くなっているともマルケスは語っており、2日目以降はタイヤ選択が重要になってくると語った。
「このコースはこれまでの経験からも好きな場所なんだ。毎年、だいたい速さを発揮しているからね。バイクはよりグリップがあったし、明らかに新しい路面が助けになっている」
「明日、とても大事になってくるのはリヤタイヤにどれを使うか、そしてレースに向けて最適な選択肢はどれかを理解することだ」
「僕はリヤにソフトタイヤしか試さなかったけど、他のドゥカティライダーはミディアムも試していたから、これから分析して試してみるつもりだ」
「普段は2度目のアタックでも同じタイヤを使い続けるんだけど、多くのライダーがフロントにハードを使っていた。僕はフロントにミディアムを使い続けていたんだけど、1度目のアタックは上手くいったけど、2度目のアタックではコーナーエントリーで動きすぎてしまった。これは明日に向けて大事な情報になってくるだろう」