キック・ザウバーのF1ドライバーであるバルテリ・ボッタスが、F1アメリカGPに向けて考案したカクテルがある。大人の方は、このカクテルをご自分で作って、アメリカGPを観戦してみてはいかがであろうか?
このカクテルは、ボッタスがアメリカGPの舞台であるサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)の中でも特にお気に入りのコーナーである”ターン1”にインスピレーションを見て発案。そして、トラベルバー・ブルックリンの共同オーナー兼飲料ディレクターのマイク・ヴァシェレスがレシピを考案したものだ。
ボッタスは熱心なサイクリストとして知られているが、それだけではない。コーヒーや、アルコールにも精通している。当然ながら、グランプリウィークエンドには飲酒しないが……。
「COTAは大好きだ。ドライブするのが楽しいよね」
ボッタスはチームのスポンサーである「ホイッスルピッグ・ライ(WhistlePig rye/ライ麦を主原料として使用したウイスキー)」と、ボッタス自身がパートナーである自転車選手ティファニー・クロムウェルとともに立ち上げたジンのブランド「オース(Oath)」のコラボレーションについて説明するために取材に応じた。
今回のコラボレーションでは、オースの樽に入れて最終仕上げをしたホイッスルピッグ・ライが登場。しかも熟成に使われる樽は、ウイスキーを入れる前にスイスのザウバーの風洞にかけられたというから驚きだ。なおラベルには、しっかりとチームのロゴも入れられている。
そんなボッタスは、ウイスキーに”どハマり中”であり、色々と勉強中であると明かした。
「ウイスキーにハマっていて、できるだけ多くのことを学ぼうとしている」
そうボッタスは言う。
「でも忙しい時間が続くし、スケジュールのことを考えれば、どれだけ”学ぶ”ための時間があるかは疑問だけどね」
そんなボッタスに、COTAのお気に入りのコーナー、そしてお気に入りのカクテルを訪ねてみた。
「お気に入りは最初のコーナーだね。急な上り坂、そしてその後でヘアピン状のカーブに突入する。見通しも効かないんだ」
「これは、言ってみればハイボールのようなモノだと思う。高い位置にあるコーナーと、背が高いグラスで楽しむ飲み物だからね。でもハイボールをうまく乗り越えても、次のコーナーで何が起きるかは分からない」
このボッタスの発言を基に、ヴァシェレスが特別なハイボールを考えた。ホイッスルピッグとオースが持つフレーバーをさらに引き立てるため、ハバネロビターズを使ったスパイシーなハイボールに仕上げたのだ。このボッタスが発案したハイボールは”カミングイン・ホット・ハイボール”と名付けられ、秋にピッタリの1杯と言えよう。
アメリカGP観戦のお供にいかがだろうか?
以下のレシピをみれば、誰でもご自宅で作れるはず!
材料:
ホイッスルピッグ・ピギーバック・ザウバー・シングルバレル・ライ:1.5オンス
コッキ・アメリカーノ:1/4オンス(リレ・ブランでも代用可)
ビターメンズ・ヘルファイア・ハバネロ・シュラブ・ビターズ:4滴振りかける程度
ソーダ水
レモンツイスト
手順:
1. コリンズグラス(カクテル用の円筒形の背の高いグラス)に氷を入れ、まずウイスキーを注ぐ
2. コッキ・アメリカーノとビターズを加え、ソーダ水を注ぐ
3. 長いバースプーンで軽くかき混ぜ、レモンツイストで飾る
※お酒は20歳になってから
※飲酒運転は法律で禁止されています
※妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳幼児の発育に悪影響を与える恐れがあります