サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されているF1アメリカGP。土曜日のF1スプリントに向けて、マクラーレンのランド・ノリスは4番グリッドを獲得した。
ただ最速タイムを記録したレッドブルのマックス・フェルスタッペンから0.25秒差となったSQ3でのラップタイムについて、ノリスは「ショッキング」だったと振り返った。
ノリスは新品ミディアムタイヤでのタイム計測が義務付けられるSQ1とSQ2をそれぞれ4番手、6番手で通過したが、いずれもトップタイムから0.2秒以上離されるという結果だった。
ソフトタイヤを履くSQ3でノリスはフェラーリの2台に割って入る4番手タイムとなったが、フェルスタッペンとジョージ・ラッセル(メルセデス)のトップ2から0.2秒以上の差をつけられた。
アタックラップを終えてノリスは、ライバルの順位は知りたくないとチームに告げ、自身のラップを“Sワード”で評した。そして、セッション後に次のように語った。
「あんまり良くなかった。4番手だ。素晴らしい1日じゃないね」
「正直なところ、バランスとセットアップで1日中苦労していた」
「もっと悪くなってもおかしくないと思っていたから、4番手という結果にはある意味満足している。でも僕のラップはショッキングだった。酷い1日ではなかった。もっと悪くなる可能性もあったし、良くなる可能性もあった。でも結果を受け入れるよ」
マクラーレンはアメリカGPに、フロントウイングからリヤ周りのマイナーチェンジまで多くのアップデートを投入したが、ノリスはここ最近のレースでチームが使用してきたモノと「ほとんど同じ」だと感じていたという。
またノリスは、マクラーレンのレースペースが他チームと比べてどの程度なのか分からないとしながらも、前を行くマシンに攻撃を仕掛けることができるのを望んでいると説明している。
レースペースがどのあたりか把握しているかと尋ねられたノリスは次のように答えた。
「あんまり把握できていないね。前に進めると良いな。それが僕のプランだ」
「でもペースに関しては、今日僕らがいるべきところに収まると思う。僕のプランでは前に進むことだけど、どれだけできるかは分からない」