元々は労働者たちのワークジャケットとして生まれたカバーオールだけど、そのデザインやバリエーションの多さから、ファッションアイテムとしてもスタンダードな人気を誇るアイテム。その誕生から100年以上という歴史のあるアイテムは、まだまだ進化をし続けている。ここではこの秋に手に入れたいカバーオールを厳選。定番のデニムだけではないカバーオールの奥深さを知っていただく。

スタイル問わず着用しやすい定番的デザイン。DENIM WORKS

ジャパンデニムの聖地・岡山県児島の自社工場で、一貫して製品作りを手がけているデニムワークス。ワークウエアとして生まれたデザインを基調としながらも現代的なシルエットにアレンジし、実用的に使いやすいデザインを取り入れている。フロントには3つのポケットが装備されており、左胸のみの片ポケットスタイルが印象的だ。M〜XL:3万3000円、3L:3万5200円(Betty Smith 恵比寿工房 TEL03-5457-2461 https://betty.co.jp

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ヴィンテージのディテールはもちろん生地使いにも注目。Dry Bones

1940~1950年代にかけて、U.S.NAVYの作業服として生産されたショールカラーのジャケット。10オンスの薄手のデニムやチェンジボタン、ボタン裏の二重環リング、裾周りの菊穴など、よりヴィンテージをイメージ。特筆すべきは袖の生地。本来、ジャケット類の生地目は縦だが、稀に横地の目になる個体があることが判明。それを再現している。2万7280円(Dry Bones Tokyo TEL03-5458-5688 https://1989.dry-bones.com