オートポリスで開催されるスーパーGT第7戦は、9月の第6戦SUGOに引き続き、走行初日が悪天候に見舞われている。そのため、今後のセッションの進行次第では、日曜日に予選・決勝を行なうワンデー開催もあり得る状況となっている。
9月のSUGO戦は、土曜午前の公式練習から雨のセッションに。雨量も多かったため、クラッシュやコースオフが相次いで赤旗が多数出される波乱の走行となった。その後、同日午後の予選に向けても準備が進められたが、天候改善が見込めなかったことでキャンセル。決勝のスターティンググリッドは、公式練習のタイム順で決められた。
今回も、会場であるオートポリスは土曜から天候が悪く、朝方から強い雨が降っただけでなく、雲か霧と思われるガスがコース周辺を覆い尽くしていた。そのため9時20分から予定されていた公式練習はディレイとなり、記事執筆時点の10時10分でも走行はスタートしていない。（追記：10時30分、天候回復が見込めないことから午前中の走行のキャンセルが決定）
その後も夕方ごろまで雨予報となっているが、14時50分に予定されている予選もスケジュール通りに実施されるか不透明な状況。プロモーターのGTアソシエイションによると、仮に予選が実施されない場合、SUGO戦と違ってワンデー開催の可能性もあり得るようだ。
SUGO戦がワンデー開催とならなかった理由のひとつに、日曜午前も天候が芳しくない予報だったということがある。ただ今回のオートポリス戦は、日曜が晴れ予報。こと天候という点では、ワンデー開催の障壁となるものはない。
ただ懸念材料となるのはスケジュール。例えば、サポートレースであるFIA F4をキャンセルしてスーパーGTの予選を組み込むのであれば、それほど難しくないように感じられるが、FIA F4はスーパーライセンスポイントの付与に開催レース数が絡んでくるということもあり、何とか予定通りレースを実施したいのが実情。GTAとしては悩ましい状況と言える。
なお、各チームには金曜の段階で、仮にSUGO戦のように土曜に予選が実施できない場合、公式練習のタイムを採用する可能性、ワンデー開催で日曜に予選を実施する可能性の両方があることが告知されているという。
