Moto3オーストラリア予選|オルトラが3戦連続のポールポジション獲得。日本勢は古里の9番手が最上位に

 フィリップアイランドでMotoGP第17戦オーストラリアGPのMoto3クラス予選が行なわれた。ポールポジションはイヴァン・オルトラ(MT Helmets – MSI)が獲得した。

 午前中のプラクティス2ではウエットコンディションの走行となっていたMoto3クラスだが、天候はその後回復。予選はドライコンディションで実施された。Moto3クラスにおいては、この週末初めてドライでの走行となった。

 Moto3に参戦中の日本人ライダーは今回、古里太陽(Honda Team Asia)のみがQ1からの参加。鈴木竜生(Liqui Moly Husqvarna Intact GP)と山中琉聖(MT Helmets – MSI)のふたりは予選Q2へ直接進出を決めている。

 古里はQ1が始まると順調にアタックをこなし、1分37秒614をマーク。Q2進出圏内となる3番手につけ、そこからさらにアタックを続けた。

 セッションはダビド・ムニョス(Red Bull GASGAS Tech3)がリードする形で進み、古里はライバルのタイム更新でQ2圏内ギリギリの4番手でQ1最後のアタックの時間帯を迎えた。

 古里はラストアタックで自己ベスト1分37秒369をマーク。ライバルもタイムを縮めてきたが、4番手でQ1を通過した。Q1をトップで通過したのはヤコブ・ルールストーン(Red Bull GASGAS Tech3)だった。

 予選Q2はアドリアン・フェルナンデス(Leopard Racing)が序盤に1分36秒629をマークし、これが暫定トップのタイムとなった。

 その後セッション中盤にはステファノ・ネパ(LEVELUP – MTA)が1分36秒529を記録し、暫定トップを更新。日本勢は10番手タイム周辺という状況だった。

 アタックによるタイム更新はその後も続き、Q2ラストはタイムシートの並びが目まぐるしく変化。最終的に最速タイムの1分35秒872をイヴァン・オルトラがマークし、ポールポジションを獲得した。オルトラはこれでインドネシア、日本、オーストラリアと3戦連続のポールポジション獲得だ。

 2番手はコリン・ベイアー(Liqui Moly Husqvarna Intact GP)、3番手はフェルナンデスだった。

 日本人ライダーは古里の9番手が最上位。山中が11番手、鈴木が17番手という結果に終わった。