【賛否両論】『中国版バーモントカレー』って日本版と味が違うの? → 言葉を失うほど違った

中国では『バーモントカレー』が大々的に売られている。中国語で『百梦多咖喱』と表記されているため一瞬戸惑うが、これはハウス食品が展開する正真正銘の正規品だ。価格は4皿ぶんの小サイズで12元(約252円)。

ただ中国の高級スーパーや日本食材店などへ行くと、2倍くらいの価格で『日本のバーモントカレー』も売られている。同じバーモントカレーなら安い中国版でいいのでは……? と思ったら、どうも味が若干違うらしい。

その若干がどれくらいなのか、日本版と中国版を食べ比べてみた結果……「中国版を逆輸入すべき説」が浮上したので詳しくお伝えしたい。

・安定の中辛

中国版バーモントは日本と同じ甘口・中辛・辛口の3色展開。

間をとって中辛を購入し、日本へ持ち込んだ。

スーパーで小箱が見つけられなかったためサイズが違うが、見た目はほぼ同デザインである。

中国版のほうが色が黄色い気も?

特筆すべきは材料欄。日本版は「肉」とだけ記載されているところ、中国版には「鶏肉または他の肉」とある。よく見るとパッケージの画像も日本版が牛肉なのに対し、中国版は鶏肉であるようだ。鶏肉使用への圧がすごい。

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・似て非なるもの

日本版・中国版ともに材料は同じなので、チキンカレーを同時進行で作成してゆきたいと思う。

材料こそ同じだが「作り方」欄を見比べると、日本版に対して中国版は「じゃがいも少なめ・にんじん多め・肉めちゃくちゃ多め」という特徴があるっぽい。この時点ですでに同じカレーとは言えなくなってきた。

調理工程にも若干の差がある。日本版の「玉ねぎがしんなりするまで炒める」という記載が中国版にはなく、代わりに “材料を鍋に入れる順番” が指定されていた。

また日本版には「◯◯分煮込む」と所要時間が示されているのに対し、中国版は「柔らかくなったら」「炊き上がったら」とアバウトな感じ。まぁカレーなんて具材煮てルーぶち込めば完成する。ゆえにどっちでもOKでしょう!

ここに日中バーモンドカレー夢の共演が実現した。