【MotoGP】マルケス「僕は自分の人生を難しくするのが好きなんだ」スプリント1周目のミス挽回に奔走、最終的に2位確保

 グレシーニのマルク・マルケスはMotoGPオーストラリアGPのスプリントレースでは2位を獲得。レースは序盤のミスの挽回に時間を使ってしまったが、そのことを彼は冗談めかしながら振り返った。

 マルケスは予選で2番グリッドを獲得し、スプリントレースではまずまずのスタートを切ることに成功した。

 しかしそのまま勝利を争うということにはならなかった。ターン1にかけてラインを外してしまい、そのまま8番手まで後退。ただペース自体はあったため、そこから挽回のレースとなり、最終的にはフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)といったライバルも追い抜いて2位でフィニッシュとなった。

「いつも何かが起きてしまっているようだね。僕は自分の人生を難しくするのが好きで、フロントロウからだとミスをしてしまうんだ」

 スプリントレース後、マルケスはそう語った。

「ホルヘ(マルティン/プラマック)はホールショットデバイスを解除するために、かなりハードにブレーキングしていたけど、僕はそれをあまり計算に入れていなくて、彼にぶつかりそうになってしまって、ワイドに行くしかなかったんだ」

「ペースはあったし、フィーリングは良かった。ホルヘと同じようなペースがあったんだ。明日は彼と戦える位置にいられるかどうか、様子を見てみよう」

「1周目にどう走るべきか分からない日もあって、今日がそれだった。ターン1に向けて上手く計算できなかったのは、僕のミスだ」

「ペースはあったから、2位フィニッシュまで挽回することができたけど、ホルヘと最後まで戦える速さがあったから、後味が悪いね」

 なおマルケスはより長い距離で争う決勝レースに向けては次のように語っている。

「ホルヘには素晴らしい爆発力があって、最初の2~3周で彼は差をつけることができるんだ。ユーズドタイヤでは僕も良いフィーリングがあるけれど、その2~3周は違ったやり方で対処しなくちゃいけない」

「明日はいいスタートが切れるかどうか、様子を見よう。現時点ではホルヘがベストなペースを発揮している。予選であのタイムを出せる彼には、優れた力がある。接近できるように頑張るつもりだけど、オーストラリアは風や気温も変わりやすいからね。でも今日のように頑張るよ」