『SUNNY VOYAGE 2024』横浜ラジアントホール(2024年10月19日)
○ガレノ・デル・マル&アンソニー・グリーンvsダガ&ジャック・モリス×
NOAHマットで復活した黒の反体制軍団『TEAM 2000 X』(T2000X)が始動戦でやりたい放題の大暴走を繰り広げた。
かつて蝶野正洋が新日本マットで産み落とした『TEAM 2000』。nWoの流れをくむ才色兼備な外国人選手を中心とした黒の軍団として新日本マットを席巻したが、10・14後楽園大会で反体制宣言したモリス、ダガ、そしてヨシ・タツの3人がT2000Xを名乗り、約20年の時を経て、NOAHマットでまさかの“復活”を果たした。
「いくら命懸けて、クオリティ高い試合をやったって、さっき言ったみたいに、金髪のとっちゃん坊やと、ブーたれたYouTuberにしかチャンスが来ねえんだよ。そんなの不平等だろ。TEAM 2000XがNOAHをこれから支配する。このリーダーのジャックを中心に」(ヨシ・タツ)
外国人選手の不遇を訴え、ことさら清宮海斗と拳王に敵がい心をむき出しに。始動戦となったこの日は、入場中のグリーン&ガレノを背後から襲うと、ブーイングもどこ吹く風でやりたい放題にグリーンをいたぶった。
電飾ガイコツマスクの“マネージャー”ヨシ・タツも随所で介入。怒りのグリーン&ガレノが反撃に出ても、ダガが飛び込んで黒バットで公然とガレノを殴りつけ、即座に反則のゴングが打ち鳴らされた。
再び場内がブーイングに染まるなか、T2000Xの面々は“ここからが本番”とばかりに、ガレノ&グリーンの集団リンチを開始。ダガは黒バット、ヨシ・タツはトンファーも使って二人を痛めつけると、“リーダー”モリスが「俺たちがT2000Xだ! キス・マイ・アス!!」とマイクで勝ち誇って3人で“X”ポーズを決めた。
さらにダガはグリーンの足めがけてバットをフルスイング。手段を選ばぬ反則上等の姿勢を鮮明にして始動戦を終えたモリスは「今夜はほんの“さわり”だ」と強調し、ダガも「俺たちはNOAHを支配するためにここにいる」と豪語、NOAHが黒く塗りつぶされる日も近いのか――。