女子プロが“真っすぐ飛ばすためのドリルを解説!「両手を離して打つだけ」

今回はスライスを直して真っすぐ飛ばすためのコツを幡野夏生がレッスン。練習方法を詳しく紹介しているのでぜひトライしてみてください。

両手を離して握ったら
インサイドからの低い軌道でボールを打つ!


両手を離して手首を使えないようにする。
体の回転でスイングして長いインパクトゾーンを作ろう

低くて長いインパクトゾーンで打つ!


ホッケーのスティックのような握りで練習します!
右手はグリップのシャフト側ギリギリを握り、「右手のひら=フェース面」の意識でボールを打つ

ドライバーでスライスする人は、アイアンでもアウトサイド・インのカット軌道になっているタイプが多いです。カット軌道だと、上から急角度で打ち込んでしまうので打点もブレやすい。スライスを直すためにも、インサイドから低い軌道で打つことを意識してください。

練習では両手を離してクラブを握り、ホッケーのスティックを振るような感覚で低い位置からボールを打つドリルがオススメです。両手を離すと手首を返しにくいので、体の回転で低く長いインパクトゾーンを作る感覚をマスターできますよ。


カット軌道のスライサーはヘッドが体の前に出やすいので、切り返し直後は手元とヘッドを真下に下ろそう

腰の高さで手首とヘッドを同じ高さにする
手元が腰の高さにきたとき、ヘッドも同じ高さにする。そこから体を回せば低い軌道でインサイドから打てる

上から打ち込みすぎるとカット軌道になってしまう
左足体重になりすぎるのもNG。ダウンブローが急角度になりすぎるので、カット軌道になってしまう

いかがでしたか? 低く長いインパクトゾーンを意識してアイアン上達に繋げてみてください。

幡野夏生
●はたの・なつき / 1997年生まれ、神奈川県出身。160cm。15年に日本人女子で初めて韓国ツアーでプロデビュー。19年には「富士通レディース」で5位に入った実績があり、今季のプロテスト合格が期待される。フリー。

構成=小山俊正、野中真一
写真=圓岡紀夫、高橋淳司、相田克己、田中宏幸