【映画館へ行こう！】感想を話したくなるおすすめ映画4選【10月公開】

10月公開の映画を厳選してご紹介。今月は、観終わった後に感想を共有したくなる作品を邦画～洋画までピックアップ。是非チェックしてみて。

23年　ロシア　119分　監督・脚本：イリヤ・ポヴォロツキー　出演：マリア・ルキャノヴァ、ジェラ・チタヴァ、エルダル・サフィカノフ、クセニャ・クテポワ　10/19(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

不愛想な目をした16歳の娘と寡黙な父親。二人は移動映画館やポルノ映画の海賊版DVDを若者に密売しながら、北に向かって旅をしている。娘は先の見えない放浪生活から抜け出すためにある行動に出るが……。ロシア南西部の辺境の停滞と不穏を背景に、思春期の不安を抱える少女の成長を追ったロードムービー。

24年　韓国　134分　監督・脚本：チャン・ジェヒョン　出演：チェ・ミンシク、キム・ゴウン、ユ・ヘジン、イ・ドヒョン　10/18(金)より新宿ピカデリーほか全国公開

巫堂（ムーダン＝朝鮮半島のシャーマン）のファリムと弟子のボンギルは、後継ぎが代々謎の病気にかかるという奇妙な家族から、桁違いの報酬で依頼を受ける。風水師と葬儀師も合流し、お祓いと改葬を同時に行うため墓を掘り返すが、その墓には恐ろしい秘密が隠されていた……。韓国で大ヒットしたサスペンススリラー。

23年　トルコ・フランス・ドイツ　198分　監督：ヌリ・ビルゲ・ジェイラン　出演：デニズ・ジェリオウル、メルヴェ・ディズダル、ムサブ・エキジ　10/11（金）よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開

冬が長く雪深いトルコ東部の村を忌み嫌う美術教師・サメットは、自分を慕っていたはずの女生徒セヴィムらに虚偽の“不適切な接触”を告発される。そんな中サメットは美しい義足の英語教師ヌライと知り合い……。壮大な自然と対称的に自我に縛られた人間の小ささの対比が見事。ヌライを演じたメルヴェ・ディズタルも必見。

24年　日本　119分　監督・製作・撮影・編集：想田和弘　出演：牛窓町の皆さん、猫たち、生きとし生けるもの　10/19(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

岡山県の港町・牛窓にある、鎮守の社・五香宮は、近年多くの野良猫たちが住み着いたことから“猫神社”と呼ばれている。映画作家の想田和弘とプロデューサーの柏木規与子は21年にこの牛窓に移住し、猫を巡る問題や超高齢化が進む地域の現実に関わることに。猫や人々の日常を観察し描写したドキュメンタリー。

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