NovaStar、Livegrade Studioとの統合を発表。卓越性を再定義

NovaStarは、オンセット・カラーグレーディング・ソリューションを手掛けるLivegrade Studioとの統合を発表した。Livegrade Studioは、包括的な機能により、映画制作者が撮影中に色を微調整しながら、優れた画質を確保することを可能にする。撮影現場で希望のルックを定義し、すぐにそれを使ってデイリーを自動化し、ポストプロダクションに渡すことで、時間を節約し、チーム全体のビジュアルクオリティを向上させるという。

またDPが要求するシーンの変更に素早く反応し、希望のルックを実現するために、迅速な反復作業でリアルタイムに調整を行う。リアルタイムで反応するルック調整とレファレンス・レコーディングにより、チームはクリエイティブな決定を評価するのに十分な情報を得ることができるという。Livegrade Studioの高度な機能により、映画制作者は、感情を呼び起こし、様々なプロジェクトの物語性を高める、没入感のあるカラーパレットの作成が可能になるという。

NovaStarは、高解像度かつシームレスで没入感のあるディスプレイを提供し、観客の想像力をかきたててきたという。COEXファミリーのプロセッサー(MX40 Pro/MX2000 Pro/MX6000 Pro)は、最新のVMP V1.4.0ソフトウェアで3D LUTファイルのインポートをサポートし、より良いビジュアル体験を提供するという。


Livegrade StudioとNovaStarの相乗効果は、ビジュアル環境を新たな高みへと導くという。広範な研究開発努力を通じて、両社はシームレスな統合を確実にするために緊密に協力してきた。Livegrade Studioは、NovaStarのディスプレイシステムとの互換性が最適化され、接続されたCOEXプロセッサーの3D LUTを制御することで、インタラクティブなリアルタイム調整が可能になった。基本的なCDL調整により、前景とLEDディスプレイ上のコンテンツをシームレスに完全に一致させることができる。

同コラボレーションにより、映画制作者から広告主まで、コンテンツ制作者は、色、陰影、ディテールを鮮明かつ正確に表現する包括的なソリューションを利用できるようになる。大スクリーンの超大作映画であれ、デジタル看板のダイナミックな広告であれ、大きなインパクトを与えられるという。

Livegrade StudioとNovaStarの統合により、夕焼けの豊かな色調、登場人物の表情の微妙なニュアンスなどが正確に再現される。また、完璧な色合いとシャープなコントラストで目を引き、思わず目を奪われる広告が実現できるという。

同提携は、ビジュアルの質を高めるだけでなく、プロフェッショナルのワークフローを簡素化する。両社のテクノロジーのシームレスな互換性と統合は、技術的なことに費やす時間を減らし、創造性とストーリーテリングにより多くの時間を割くことを保証するという。合理化されたプロセスにより、効率性と生産性が向上し、チームはビジョンをより迅速かつ効果的に実現することができる。