【新日本】欧州遠征中の中島&ロイベが快勝 中島は引退発表の棚橋に「タイマン」要求

『Royal Quest IV』イギリス・Crystal Palace National Sports Centre(ロンドン)(2024年10月20日)
○オスカー・ロイベ&中島佑斗vsダニー・ジョーンズ&ブレンダン・ホワイト×

 ヨーロッパ武者修行中の中島&ロイベが快勝。中島は引退を発表した棚橋弘至に「タイマン」を要求した。

 今年1月に海外遠征に出発した中島とロイベは“YOUNG BLOOD”を結成。ドイツのwXwタッグ王座を戴冠するなど欧州マットで活躍している。この日は第0試合に登場し、ジョーンズ&ホワイトと対戦。ジョーンズは2017年に全日本に参戦している。

 ひと回り大きくなり、精悍さを増したロイベはジョーンズを相手にタックル合戦を展開。中島はホワイトとエルボー合戦で渡り合い、ショルダータックルでなぎ倒す。さらにロイベが強烈なチョップを連発した。

 ジョーンズのバックドロップで止められたロイベはジョーンズ、ホワイトの順でセントーンを投下され、ジョーンズにキャメルクラッチ、逆エビ固めでひねり上げられるなど劣勢に。それでもホワイトをボディスラムで投げて打開すると、中島がフロントハイキックでなぎ倒し、ミドルキック連打、串刺しランニングダブルニーと攻め立てた。

 ホワイトが変型バックブリーカーで反撃すると、ジョーンズ、ホワイトの順でフロントハイキックをお見舞い。中島は合体攻撃を阻止して二人を鉢合わせにすると、ホワイトをデスバレーボムで突き刺す。ジョーンズを豪快なアバランシュホールドで叩きつけた。

 ホワイトがロイベにパワースラム、ブラックホールスラムの猛攻に出ると、ジョーンズとの合体技を狙ったが、中島が飛び込んで阻止。ジョーンズを張り手、ブレーンバスターで蹴散らすと、ロイベがスリーパーで絞め上げたホワイトに中島がフロントハイキックをお見舞い。ロイベのアトミックドロップ、中島のラリアットを立て続けに決めると、最後は中島がダイビングニー、ロイベがブラッドラッシュ(F5)の連続攻撃でホワイトを仕留めた。

 中島&ロイベが快勝。「俺たちが今よ、ヨーロッパで一番強えんだ、この野郎」と豪語した中島は「棚橋弘至、引退すんだよな? 引退する前によ、俺とタイマン張れ、この野郎。これは俺が中坊のクソ野郎だった時からの野望なんだよ」と2016年1月4日引退を発表した棚橋に一騎打ちを要求した。

 中島は棚橋と同じ岐阜県大垣市出身。「どうせよならよ、最後、俺らの“地元”盛り上げんとあかんのじゃないか?」と舞台を指定し、「どうせよ、こういうこと言うとよ、去年まで黒パン履いとった下っ端が何言っとるんやって思うんだろ? 安心しろ。俺は不義理はしねえ。もっと強くなってよ、クソDOPEなレスラーになって戻って来たるから、ブルって待っとけ」と凱旋の時を見据えた。