スーパーチャージャー、超速い!
とりわけ、素晴らしいと感じたのは充電まわりと、現状の電池残量と、充電場所に向かうナビゲーションシステムだ。
クルマのナビと、充電管理が一体化しており、いつどこでどのぐらい充電して目的地に向かうべきかを教えてくれる。
そこまでは、日産アリアでも同じことができているのだが、差は充電速度にある。日産アリアと日本に普及している充電器では、空になると満充電するまでに2時間半ほどかかるが(だからそもそも、空にしないルート案内が行われるが)、テスラModel 3と250Wのスーパーチャージャーだと1時間かからずに満充電にできる。この差は大きい。
動画では「日本ではこの充電速度は無理だよね」と言ってしまっているが、日本にも250Wのスーパーチャージャーは普及し始めているらしく、無理ではない。ただ、利用範囲にスーパーチャージャーはあるか? さらに高出力な250Wタイプが存在するか……という課題はある。その点、アメリカにはふんだんに250Wタイプのスーパーチャージャーが用意されており、理想的な環境が構築されつつあるように思った。
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念願の7マイルブリッジへ!
旅程の詳しくは動画版の方をご覧いただきたい。
「ハリケーン一過」とはいかず、風雨の残る、なかなか厳しい状態だった(降ってない状況が多いように見えるが、それは止んでいる時に写真や動画を撮っているからだ)。
フロリダ自体、フラットで、標高が低く湿地帯が多い。多くの道沿いに『ワニに注意』の看板が立っているような土地柄だ。
キーラーゴまではそんな土地が続く。
そして、キーラーゴからは、40以上ある『フロリダキーズ』と呼ばれる島々を橋で繋いだ道が続く。この道は、国道US-1号線でもあり、『オーバーシーズ・ハイウェイ』と呼ばれる観光名所だ。
古くからのリゾート地で、釣り、ダイビング、ヨットなどマリンアクティビティのメッカだ。突端のキーウェストには『老人と海』を書いたアーネスト・ヘミングウェイが住んだという海の男の憧れの地でもある。
釣りしている人も多い。
とりわけ、途中の島の間隔が広い部分を繋ぐ『7マイルブリッジ(7 Miles Bridge)』は、青い海の中を走る道として、多くのCMや映画など映像作品で使われた場所だ。大昔には鉄道も通っていたらしいが、1935年のハリケーンで破壊され、その後道路として活用されるようになったのだそうだ。
一番天気の良かった時の写真を、頑張って青っぽく仕上げてみた。
昔から、行ってみたかった場所で念願叶ったわけだが、天気が悪かったのは残念だった。