スイングの軸ブレを防ぐには?絶対に“首の付け根”を動かさない

軸が保てると前傾角も保てて打点が安定!


●なかにし・なおと/1988年生まれ、大阪府出身。明るいキャラクターでツアーのムードメーカー的存在として人気だが、美しいスイングの飛ばし屋でもある。国際スポーツ振興協会所属。

側屈しながら回転することでスイング中の前傾姿勢が維持され、首の付け根の後ろ側=軸がブレずに打点が安定する。

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右に傾けるのは切り返しで踏み込んだあと

ダウンスイングで右に側屈するのは、切り返しで左に踏み込んだあと。切り返しでは下半身から動くことが大事。

左に踏み込めないまま側屈すると、右軸になってダフってしまう。

”下”が動かないと軸がグラつく

体を止めずに回り切れれば側屈してもダフらない

側屈を行う際、体の回転が止まると軸が傾いてダフってしまいます。バックスイングもダウンスイングも、しっかりと体を回転させましょう。とくにダウンスイングでは、左に踏み込んだあと、左のお尻を後ろに引きながら左ヒザを伸ばすことで骨盤を回転させ、体を回していきます。

この左への踏み込みをスムーズに行うためには、トップでの腕と首の付け根の引っぱり合いが必須です。切り返しの瞬間、手元と左足が逆方向に動くような感覚をもちましょう。

左のお尻を引きながら左ヒザを伸ばす

切り返しで左に踏み込んだ後、左のお尻を後ろに引きながら左ヒザを伸ばすようなフットワークで骨盤を回転させる。軸をブラすまいと、下半身を止めるのは逆効果だ。

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【注意!】脚が止まると軸が大きく傾いてしまう

軸を安定させようという意識から下半身の動きが足りずに回転不足になると、軸が傾いてダフリなどのミスが出てしまうので注意。

【宮田成華がお手本!】踏み込むためには切り返しでの「引っぱり合い」が必須

切り返しで左に正しく踏み込むためには、トップで腕と体が引っぱり合う状態がつくれていることが不可欠。手元と左足へのテンションが、反対方向にかかる感覚をもとう。

●みやた・なるは/1997年生まれ、東京都出身。10歳からゴルフを始め、17年にプロ転向。19年のプロテストに合格し、ツアーに挑戦中。ルックスだけでなく、スイングも美しいと評判。スリーボンド所属。

いかがでしたか。石川プロのレッスンをぜひ参考にしてください。

レッスン=石川純平
●いしかわ・じゅんぺい/1980年生まれ、千葉県出身。20歳からゴルフ場に勤務し、PGAティーチングB級、TPIレベル1などのティーチング資格を取得。エースゴルフクラブ神保町のチーフインストラクター。

構成=鈴木康介
写真=相田克己、ゲーリー小林、高橋淳司
協力=ジャパンゴルフスクール