ディテール解説「カフス」
一般的なカバーオールでは3ボタン仕様となっている。手首のフィット感の調整や着脱時の利便性、それにグローブをするときに袖口を大きく開くことができるなど、機能性を考慮してデザインされたが、ブランドによってはカフスボタンが内側に隠れるような仕様となるものも。また第二次世界大戦期を迎えると物資統制の影響でボタンの数が減り、ボタンがひとつだけのカフスがスタンダードなデザインへと変わっていく。
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ディテール解説「胸ポケット」
胸ポケットほどブランドの個性が浮き出るディテールは他にない。ブランドごとに機能性とデザイン性を追求しパテント申請され、それがブランドの“顔”となっていった歴史がある。1940年代まで見られる変形ポケットはその最たるもの。旧い年代だと懐中時計を出し入れしたすいウォッチポケットも存在す、機能に特化したデザインが特徴だった。
(出典/「Lightning 2024年11月号 Vol.367」)