『旗揚げ記念シリーズ2024』後楽園ホール(2024年10月22日)
GAORA TVチャンピオンシップ ○立花誠吾vs阿部史典×
立花が三度目の正直で阿部に雪辱を遂げ、4ヵ月ぶりにGAORA TV王座を奪還。トーキョーヤンキースのパートナーである黒潮TOKYOジャパンとのV1戦が浮上した。
立花は6・24後楽園大会で阿部に敗れ、GAORA王座から陥落。8・17立川大会でリマッチに臨んだものの敗れ去った。この日、両者による3度目のGAORA王座戦が実現。手製のGAORAベルトをプレゼントしてくれた少女ファンに奪還を誓った立花は「2本のベルトを持って闊歩してやる」と宣言していた。
過去2戦同様、二人は意地と意地の真っ向勝負を展開。伊良部パンチ、アサルトポイントで攻め込まれた立花だったが、お卍固めをイケメン落としで切り返して逆襲。2発目の伊良部パンチを食らってもヤンキーハンマー連打で応戦して3カウントを奪った。
立花が3度目の対決にして阿部にリベンジ。4ヵ月ぶりにGAORA王座を取り戻した。試合後、意外なところから挑戦者が現れた。立花とトーキョーヤンキースを結成する黒潮だ。2016年11月に第14代GAORA王者となっている黒潮だが、負傷欠場により返上。試合後、大喜びで立花を祝福したかと思いきや、トラースキックで襲撃。大の字となった立花に「次は俺だろ。やるからには俺がお前から本気で取ってやる。北海道でどっかでシングルが組まれてたな。俺がお前からこのベルトを獲ってやるよ」と8年ぶりの返り咲きを見据えてアピールした。10・29帯広大会で組まれているトーキョーヤンキース対決がGAORA王座戦となる公算大となった。
【試合後の立花、黒潮】
▼黒潮「俺の腰に立花の赤いベルトがやってくることになった! この赤いベルトを機に、俺は全日本プロレスでキングダムを作る。その名も黒潮キングダムだ!」
※あとから立花がコメントスペースにやってくると
▼立花「おい、お前ふざけんな。キングダムとか言うな。そんなくだらねえ、危ねえ名前を出しやがって。全日本でキングダムっていうのは終わりを示すんだよ。言うな、そんなこと」
▼黒潮「よし、わかった。俺がこのベルトを獲ったあかつきには、黒潮キングダムXを作るぞ」
▼立花「それならいいか」
▼黒潮「それならいいな」
▼立花「たぶんな」
▼黒潮「よし。怒るなよ、お前。怒るなって。一応やったけど、怒るなって。怒らない」
▼立花「気持ち悪い」
▼黒潮「今日もてめえだけよ、チヤホヤされてよ! 何だよ、俺の平成って!? MUSASHIと次試合を組んだらぶっ殺してやる」
▼立花「帰れよ!」
▼黒潮「お前が帰れ!」
▼立花「俺はチャンピオンとして言うことがあるんだよ、タコ。お前と違ったな、ベルトを2つ持ってるの。お前は何持ってるの? このジャケットだけ」
▼黒潮「俺はGAORA TVチャンピオンになった時にファンからもらったTVチャンピオンシップのタオルがある。そのタオルと、(立花が持つ)子供のベルトと、このベルトで三冠戦やろうぜ」
▼立花「俺、タオル欲しくねえよ」
▼黒潮「俺だって子供が作ったこれ…。俺だって作ってほしいのに!」
※黒潮が立花に殴りかかると
▼立花「帰れ! 痛えな。二度と来るな、ボケ」
▼黒潮「(一度下がったものの、再び襲いかかると、ベルトを手にし、それを落とすと)もともと俺のなのに」
※黒潮が去っていく
▼立花「お前、雑に扱うな。あのボケが。おい、これでGAORA2冠チャンピオンだ。さっきドリー・ファンク代行の大隅会長が言ってただろ、認めただろ、これ(子供から受け取ったベルト)を。これでGAORA2冠だ、俺は。あいつの言ってたわけのわからねえタオルはいらねえけどよ。せっかくだから、それを持って、全日本プロレスに新たな三冠チャンピオンとして君臨してやる。てめーら覚悟しておけ、ああ〜ん」
【阿部の話】「アニキ、勝って勝って勝ったら負けた。あいつ、負けて負けて、負けたら勝った。OK。今日はアニキが強かった、本当に。お客さんを味方に付けて。今日はよかった。よくないから。あと97回残ってるから。俺は負けてから1回さらに思った。アニキ、あと100回だね。俺とお前は元に戻った。100回やるぞ。100回だ」