現地10月22日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第3節で、前回王者のレアル・マドリーとドルトムントが前者の本拠地サンティアゴ・ベルナベウで対戦した。
前回大会のファイナルと同一カードとなった一戦で、ドルトムントがいきなりチャンスを迎える。6分に右足サイドを突破した、マレンのクロスからギラシがダイレクトシュートを放つも、GKクルトワにキャッチされる。
その後は両者にらみ合う展開が続いていたなか、30分に試合が動く。ドルトムントは敵陣ボックス手前の中央でバスケスのボールを奪うと、ギラシのポストプレーから最後はマレンが右足のシュートを流し込んで先制点を奪う。さらに4分後にも、右サイドを突破したマレンのクロスをギテンスがワンタッチで押し込んで追加点を挙げた。
2点のビハインドを負ったホームチームは37分、リュディガーの浮き球パスを受けたロドリゴが胸トラップからボレーを放つも、クロスバーを直撃。そのこぼれ球を拾ったベリンガムの強烈なシュートもクロスバーを叩いた。このままドルトムントが2点をリードして前半を終える。
【動画】見事な崩しからヴィニシウスが同点弾!
迎えた後半、反撃に出たいマドリーは46分、ボックス手前の右寄りからバルベルデがミドルを狙うも、枠を捉えられない。53分にはヴィニシウスが左サイドから切り込んでシュートを放ったが、GKコーベルにキャッチされた。
攻勢を強めるホームチームは60分、右サイドからのエムバペの折り返しをリュディガーが頭で押し込んで1点差に詰め寄る。さらにその2分後には、ヴィニシウスが左足のシュートを流し込んであっという間に同点に追いついた。
その後も押し込む展開が続くなか83分、右サイドからボックス内に侵入したバスケスがゴール左のサイドネットに鋭い一撃を突き刺して、勝ち越しゴールを奪った。
86分には、自陣左サイドでボールを受けたヴィニシウスがドリブルで独走。そのまま敵陣ゴール前まで持ち上がって、コントロールショットでネットを揺らした。
さらに後半アディショナルタイムにもヴィニシウスは巧みな個人技から左足のシュートを決めてハットトリックを達成した。
このまま5-2で終了し、マドリーが王者の風格を見せつける逆転勝利を飾った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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