Peak Design、ソフトグッズ製品を「PFASフリー」仕様へ変更

銀一株式会社は、同社が取り扱うPeak Design社が展開するソフトグッズ製品について、PFAS※を使用しない「PFASフリー」仕様へ変更することを決定したと発表した。

※PFAS：ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物の総称

環境配慮と最高のプロダクトの両立を目指すピークデザインにとって、この決定は、環境保護への取り組みと、人々の健康と安全を守るという同社の継続的なコミットメントにおける重要な一歩となるとしている。

PFASは水や汚れを弾く特性から、多くの製品のコーティングなどに使用されてきた合成化合物である。しかし、PFASは環境中で分解されにくく、長期間にわたり残存し続け、深刻な環境汚染や人々の健康への悪影響、さらには長期的な生態系への影響を引き起こす可能性も指摘されている。

ピークデザインは、優れた製品を提供するだけでなく、共有する”地球”を大切にすることを使命としている。製品のPFASフリーへの切り替えは、これまでピークデザインが提案してきたリサイクル素材の積極的な採用や製造廃棄物の最小化などと同様に、より広い意味での持続可能なビジネスモデルの一環となる。

また、今回のPFASを含まないソフトグッズ製品の提案は、同社の徹底的な研究開発の結果によるものだ。ピークデザイン製品の高い品質や機能を損なうことなく、PFASによる環境への影響を回避するため、慎重に検討を重ね、代替材料の考案・実装に取り組んできたという。

その結果、現行品と比べても製品性能が劣ることなく、より環境に配慮した製品への変更が実現した。今回の変更により、一部を除いてJANコードや型番を更新するが、製品仕様やスペックの変更はない。さらに、バッグ類については製品価格の見直しを実施し、従来よりも求めやすい価格へと変更する。

価格変更する製品