マンチェスター・シティでプレーしつつ、なでしこジャパンの一員としても活躍する長谷川唯は、サッカー人生で一度もイエローカードをもらった経験がない。
2024年10月23日の代表練習後、記者のひとりに「クリーンに守り切ることに誇りを持っていますか?」と訊かれた長谷川は「特に誇りには感じていないです(笑)と笑顔で答えると、ノーファウルへのこだわりを述べた。
「負けたくない気持ちが強くて。ノーファウルで(ボールを)取るのが勝ちだと考えています。ファウルで奪っても、実際は取れてないですから。今までファウルをしようと意識してやったことはほぼなくて。(マンチェスター・シティで)アンカーをやっている中で軽いファウルで止めるというのは増やしていかないといけないですが、本当にファウルが嫌いで、ただそれだけです」
ファウルをしない。それは、かつて在籍した日テレ・東京ヴェルディメニーナ(日テレ・東京ヴェルディベレーザの下部組織)で学んだものなのか。本人の回答は以下のとおりだった。
「自分で失ったボールを自分で取り返すのは基本でした。奪い返す時にシャツなんかを引っ張ると、その子はすごく怒られていました。ファウルで取り返すなって。でも、そこでの教えというよりは、ファウルしたら自分の負けだと思っているので。良い意味で負けず嫌いが出ていると感じています(笑)」
ファウルしたら負け。10月26日に開催される韓国戦でも良い意味での負けず嫌いをアピールできるか。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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