「あのちゃん」ことアーティストのあのが23日、公式YouTubeチャンネル『あのちゅーる』を更新。22日にスタートしたドラマ『民王R』(テレビ朝日系)での演技について語った。

■泰山と優佳の中身が入れ替わる

『民王R』は、2015年に放送されたドラマ『民王』の続編。前作では、息子と中身が入れ替わってしまった総理大臣・武藤泰山(遠藤憲一)が、今度は入れ替わりの対象が「全国民」となり、さまざまな人物と入れ替わってしまうという設定だ。

あのちゃんは同作に、新たに泰山の公設第一秘書となった冴島優佳役で出演。優佳は天才を特別に教育する「成田育英財団」の出身で、有能だが毒舌という女性。第1話では、泰山と優佳の中身が入れ替わり、騒動に発展した。

関連記事:『虎に翼』優未を諭したのは轟・よねではなく… 副音声で語られた“遠藤だった理由”

■低音ボイスやガニ股歩きが話題に

あのちゃんは普段は独特の話し方で知られるが、劇中ではドスのきいた低音ボイスや、ガニ股の歩き方、眉間のシワなどで男性の泰山を演じた。一方、泰山役の遠藤は、女性の優佳の人格になり、内股で困惑したり、あのちゃんを意識したような話し方をしたりと、2人の演技がSNSでも話題となっていた。

この演技について、あのちゃんは「泰山と入れ替わったときにドスをきかせて、そこ(優佳)との差をつけるために、あんまり声の高さ低さは変えないほうがいいな、みたいな」と声の高低を意識したことを説明。

関連記事:『虎に翼』麻雀対決で垣間見えた、のどかの“素顔” 「優しい人」「いい子に決まってんじゃん」

■「低くしすぎない」意識

続けて、「エンケンさん(遠藤)が演じる冴島優佳があるから、入れ替わりが終わった後に、僕がそこから離れすぎると違和感が出るから、口調はなるべく『天才です』みたいな、流暢にしゃべる。セリフがある(役を演じる)と、結構(流暢に話すことが)できるので、早口は苦手だけど、頑張らしてもらってて」と話す。

「声のトーンは低くしすぎない、みたいな。普段のトーンは変えないようにしたほうがいいかもねって、エンケンさんともしゃべって…。声質は変え過ぎず、みたいな。そしたら、エンケンさんが演じる優佳と、感じが離れすぎなくなる、みたいな…」と、演技に工夫を凝らしたことを振り返った。

関連記事:『虎に翼』花江のブチギレ予告、想像と違う“真相”に視聴者涙 「泣く予定はなかった…」「愛だよ」

■遠藤からアドバイスも

人気を博した作品に新たに加入することにプレッシャーもあったというが、「遠藤さんが『何も気にせず思いっきり、とにかく思いっきりやればいいよ』って。『何かあったら(監督から)言われるし。そこから修正すればいいし、とにかく思いっきりやって』って言ってくださって」とアドバイスを受けたことも明かす。

前作に続いて泰山の盟友・狩屋孝司役で出演している金田明夫についても、「もうすごくドンと構えて、現場が明るく…ずっとしゃべってるんですけど、本当に。『この人、しゃべらないってことはできないんだろうな』っていうぐらい、ずっとしゃべって、それもすごく、こっちからするとありがたい」と話し、「リラックスしながら演技できるという、本当にありがたい環境でやらせていただいていますね」と感謝していた。

関連記事:『虎に翼』優未の“アレ再発”は優三 or 寅子ゆずり、どっち? 「こんな時に…」「もしかして」

■ファンから称賛

あのちゃんの話に、ファンからは「あのちゃんの演技ホント良かった!」「あのちゃん本当にすごかった」「1人2役ってすごいよ。多才すぎる」「入れ替わったところでびっくりした!」「秘書役って聞いた時に大抜擢だなと思ったけど、まさか初回で泰山と二役やるなんて」と称賛の声が。

さらに「途中からあのちゃんがエンケンさんに見えてくるくらいよかったです」「エンケンさんが演じる冴島優佳が世間のイメージするあのちゃんぽさに寄せた演技だから、それと乖離が生まれないようにあえて喋り声にあのちゃんぽさを残した冴島優佳の演技をしたってわけか…」「あのちゃん1人ではなくて他の共演者さんたちとの兼ね合いとかも踏まえてきちんと論理的に考えて決めて頑張ったんだね〜」といったコメントも寄せられている。

■『民王R』の入れ替わり演技を語る
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ