映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』 ヴェノム の“声”の誕生秘話! 1人2役を演じ分けるトム・ハーディの収録方法とは

『ヴェノム』シリーズ最新作、映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』。この度、本作のヴェノムの“声”の誕生秘話と、エディ&ヴェノム1人2役を演じたトム・ハーディの音声収録方法が明かされた。

ジャーナリストのエディ・ブロックに地球外生命体シンビオートが寄生し誕生したヴェノムは、強靭で真っ黒な肉体と鋭い牙、長く伸びる真っ赤な舌で人を喰らう“最も残虐な悪”であり、マーベルコミックではスパイダーマン最大の宿敵となるダークヒーロー。2018年に公開されたシリーズ1作目『ヴェノム』では、そのグロテスクな風貌が強烈なインパクトを与えた一方で、1つの身体に2つの人格、エディとヴェノムの奇妙な共存関係のユニークさと、狂暴でありながら愛くるしい一面を見せる特異なキャラクターが世界中の人々を虜にした。2021年に公開された続編『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』では、大殺戮を招く最凶ヴィランのカーネイジとの激しい死闘の中で、エディとヴェノムは一心同体となり共闘、深い信頼関係で結ばれた最強最高のバディとして世界の危機を救ってみせた。本作はそんなシリーズの“最終章”となる作品。

本シリーズを通しての見どころのひとつは“俺様”な性分のヴェノムと、彼に振り回される主人公・エディの軽妙なやりとり。シンビオートが地球で生きるために寄生する“宿主”は、フィーリングが合う相手でなければ共生は成立しない。エディとヴェノムは、そんな心配も野暮に思えるほど相性抜群。文字通り一心同体となった彼らは、奇妙でユニークな共同生活をしていくなかで、時にケンカをしながらも互いに助け合い成長し、いつしか深い信頼関係で結ばれ、生涯の“相棒”となっていった。そんな最強最高のバディである彼らを、日本語吹替版ではヴェノム役・中村獅童、エディ役・諏訪部順一と2人のボイスキャストが演じている一方、オリジナルのトム・ハーディはエディとヴェノムの1人2役を担当している。

第1作目『ヴェノム』の製作中に、ハーディはシンビオートに命を吹き込むための中心的役割を果たしていたという。前2作の脚本を手掛け、本作では監督及びハーディとともに共同脚本も務めたケリー・マーセルは「トムはいくつもの声色で演じ、それがヴェノムの始まりとなったのです」と当時を振り返る。「彼が“これだ”という声を思いつき、それを聞いたとき、ヴェノムの大げさなセリフにぴったりとハマるのがわかりました。その声は“彼の声はこんな感じだと思う”とトムが送ってきた声のサンプルの中から生まれました」とヴェノムの声の誕生秘話を披露。

また、ハーディの最初のボイスメモからヴェノムのキャラクターを脚本と現場の双方で構築したそうで、マーセルは「トムは撮影現場で他人からは見えないイヤホンをつけており、まずヴェノム用に書かれたセリフを収録します。そして私たちがヴェノムの声を彼の耳に吹き込み、頭の中の声に対して演じられるようにするのです。彼の耳元に話しかけることもできるので、いいセリフを思いついたときには、そのセリフを彼の耳元で伝え、彼はそれを打ち返して、シーンを続けるのです」と劇中のエディとヴェノムの息ぴったりな掛け合いの秘密を紐解く、稀有な音声収録方法を回顧した。

映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』は、2024年11月1日(金)全国公開。
(2024年10月25日(金)・26日(土)・27日(日)よりFilmed for IMAX、Dolby Cinemaにて先行上映あり)

作品情報

映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』

ダークヒーロー『ヴェノム』シリーズの第3弾。

監督・脚本:ケリー・マーセル

原案:トム・ハーディ&ケリー・マーセル

出演:トム・ハーディ、キウェテル・イジョフォー、ジュノー・テンプル、リス・エヴァンス、ペギー・ルー、アラナ・ユーバック、スティーヴン・グレアム

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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Filmed for IMAX®/Dolby Cinema®/Dolby Atmos®/ScreenX with Dolby Atmos®(全て字幕版のみ)
2D/MX4D®/4DX/ULTRA 4DX/ScreenX(字幕版/日本語吹替版)

2024年10月25日(金)・26日(土)・27日(日)Filmed for IMAX、Dolby Cinemaにて 先行上映
2024年11月1日(金) 全国公開

公式サイト venom-movie