3.「アーミーツイル」のダック ロガー ジャケット|ヴィンテージの雰囲気を崩しすぎず現代でもマッチするようモダンに再構築。
〈アーミーツイル〉という名前を古着店で見かけたことがある方はかなりの古着通だ。実は1940年代にアメリカで誕生したストアブランドで、存在した期間が短いことからそのアイテム数は少ない。現代ではコアな古着好きの間で知られている希少なブランドとなっているが、消滅後、数十年がたった2020年、これまで数々のブランドを復活させてきた「マルベリー」によって現代的な解釈を加えた新たなブランドとして蘇った。胸のフラップポケットやスナップボタンなどの、1930年代のロガージャケットを彷彿とさせるディテール。ボディにはタフでありながら、着心地を担保する柔らかなダック地を採用するなど、クラシックな見た目を崩しすぎず、現代においても着やすいように再構築。ヘリテージとモダンがバランスよく共存する、新たな〈アーミーツイル〉らしい一着となっている。1万7600円(マルベリー TEL03-6350-4800)
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4.「リモワ」のOriginal Bag|アイコンアイテムの遺伝子を受け継ぐ老舗ブランドのニューノーマル。
今では世の中に存在するスーツケースにおいて当たり前のように使用されている素材「アルミニウム」。その素材を世界で初めて使用したブランドは1898年から続く老舗モビリティブランドの〈リモワ〉だ。1920年代に生まれてから、同ブランドのアイコンとして続くアルミニウム製のトランク[オリジナル]。そのDNAを受け継ぐ新たなモデルが今年誕生した。ボディの素材には軽量かつ強度の高いアルミニウムを使用。本国ドイツで精巧に作り上げられ、ブランドのアイデンティティでもある丸みを帯びたシルエットやボディ全体に施された溝などハンドバッグであっても一切の妥協は許さない。取り外し、長さ調節の可能なストラップ、開閉部分には〈リモワ〉が独自に開発したボタンを採用するなど実用性も高く、普遍的なデザインも魅力。新たな歴史を刻む、逸品が完成した。サイズ:H16×W26×D8㎝。33万3300円(リモワ クライアントサービス TEL03-6733-9850)
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「2nd 2024年11月号 Vol.208」)