欧州5大リーグでは日本人初の5戦連発中で、伊東純也と共にスタッド・ドゥ・ランスを牽引している中村敬斗が、現地時間10月26日のブレスト戦(リーグ・アン第9節)を前に会見に出席。好調の要因を自ら語った。クラブ公式YouTubeが映像を公開している。
24歳の日本代表アタッカーは、昨夏にオーストリアのLASKからS・ランスに加入。1年目の昨季はリーグ・アンで25試合4ゴールの成績を残したなか、今季はすでにそれを上回る得点を挙げている。
現地の記者から「去年と比べてどこが変わった?」と訊かれると、中村は「特にこれといって個人的に変えたわけではないけど、昨シーズンの終盤からちょっとずつフランスリーグにアダプトしてきた感じがあって、それが今シーズン良い形に繋がっている」と回答。そのうえで、成長を遂げるなかで感じる確かな自信をこう明かした。
「コンスタントに試合に出られているし、そういったなかで結果も残せているので、試合ごとに自信が増してきている。ランスのチームには早い段階でフィットできたと思うけど、 フランスリーグだったり、フランスのサッカーの部分にアダプトするのに少し時間が掛かったような感じがする」
【動画】伊東のピンポイントクロス→中村の5戦連発弾
また、「フランスリーグとオーストリアリーグの大きな違いは?」という問いに対しては、次のように語った。
「オーストリアリーグからフランスリーグにステップアップしてきて、よりレベルの高いところでサッカーをしているので、そこはもちろん時間は必要でした。大きな違いってところで言うと、よりウインガーとしては個で仕掛ける部分は必要になってきているかなと。そういう部分も少しずつできるようになってきているので、もっともっと発揮したい」
自身の一番の武器は「ゴール前のところ。ペナルティボックス付近でのクオリティは自信を持っているので、そういったところも得点に繋がってくる。昔からこういう部分は得意だった」という中村。さらなるゴール量産に期待が懸かるが、具体的な目標は設定していないようだ。
「あんまり自分で何点取りたいとかは言わないようにしている。個人的にも何点取りたいというのはないので、取れるだけ取って、それがチームの勝利に少しでも繋がればいいかな」
最終的にはどこまで数字を伸ばせるか。まずは記録を更新するブレスト戦での6戦連発を期待したい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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