「ミーティング後に『サイドの選手残って』と言われて…」なでしこジャパンのメンバーが明かす“内田篤人効果”「ゲーム中も近くに立ってくれて」

 2024年10月25日、なでしこジャパンが韓国戦に向けての前日練習を行なった。同日の公式会見では佐々木則夫監督代行が内田篤人コーチの役割について触れる場面があった。

「内田コーチは守備の部分をメインにやってもらいました。あとはセットプレーのマル秘攻撃。実用的なクリア練習などを選手たちにレクチャーしてもらいました」

 内田コーチの指導について、谷川萌々子は「篤人さんは割とサイドバックの選手にヒントを与えているイメージです。今日は特にキックのところを言っていました」とコメント。では、実際にサイドバックの選手は内田のアドバイスをどう受け取っているのか。内田と同じ右サイドが主戦場の守屋都弥は次のように答えた。

「『切り替えの速さを大事にして』と言われました。ゲーム中(紅白戦)も近くに立ってくれて『切り替え!』って。逆サイドの守備の絞りについても指摘してもらいました」

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 世界を知る内田のようなコーチから指導してもらえる機会はそうないだろう。守屋も「憧れの選手だったので、もちろん嬉しいですが、変な感覚です」との感想を抱いていた。声をかけてもらう中で、印象に残ったこと、気づきはあったのか。

「映像を見ながら『ここ分かる?』とか、話し合いをしてくれて。ミーティング後に『サイドの選手残って』と言われて、そこで指導してもらったり。そうやって設けてくれた機会は何かを吸収できるチャンスだと思いました」

 内田と同じポジションを担っているからこそ、「私からも質問していますし、今回の機会を大事にしたいです」(守屋)。韓国戦で”内田効果”を示したい。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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