立候補している選挙区
15日公示、27日投開票の衆院選で比例代表東北ブロック(定数12)に自民党の新人、森下千里氏(43)が単独立候補する。森下氏は名古屋市出身の元タレント。令和3年10月の衆院選は旧宮城5区(石巻市など)で出馬し落選した。森下氏はその後も石巻市を離れず、辻立ちを重ねた。今回、選挙区での立候補はならなかったが、東北から「2度目の挑戦」を果たし、地方の声を国政に届ける構え。
引用:https://www.sankei.com/article/20241011-IWATVOJHPRG7LLUKZXZH3F3OHA/?outputType=theme_election2024&dicbo=v2-AYYs3UY
森下千里さんは政治家を志し、宮城県石巻市に移住。
2021年3月、第49回衆議院議員総選挙にて自民党から宮城5区の候補者として立候補を表明しましたが、小選挙区で立憲民主党の安住淳さんに敗れて落選。また比例東北ブロックでも惜敗率で及ばず落選してしまいます。しかし森下千里さんはその後も石巻市を離れず、辻立ち演説をコツコツと続けていました。
そして2024年10月、第50回衆議院議員総選挙にて比例東北ブロックに再度立候補。宮城県の選挙区が再編されたこともあり小選挙区での立候補は叶わなかったものの、自民党から単独第2位に名簿記載されました。
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比例代表による復活当選の仕組み
小選挙区制とは、1つの選挙区あたり1人が当選する仕組みです。この小選挙区制の問題点は、選挙の結果に反映されない「死票」の多さだと言われています。小選挙区制で2位以下となった候補者に入った表は議席に反映されず、政党の得票率と実際の議席数との間に大きな差が生じてしまう可能性があります。
そこで、得票結果を出来る限り反映させる仕組みとして採用されたのが、政党自体に投票し、政党の得票数に応じて議席を配分する比例代表制です。
比例代表選挙では投票用紙に「政党名」を書くので、政党に所属している人だけが比例代表に立候補することができます。また、各政党は事前に立候補者に順位付けをし、それを記載した書類を選挙管理委員会に提出します。
小選挙区選挙と比例代表選挙は同時に立候補することが可能になっており、これを「重複立候補制度」と言います。その結果、小選挙区で落選しても比例代表で復活当選するという現象が起こるのです。