パナソニック エンターテインメント&コミュニケーションは、放送・映像制作業界向けに、構図にこだわった高品位で自然な自動撮影を実現するオートフレーミングアプリケーションを開発した。新たなソフトウェアプラットフォーム「Media Production Suite」の有償プラグイン「Advanced Auto Framing」を2025年度第1四半期に提供開始予定。また、その一部機能を同社のリモートカメラ最上位モデル「AW-UE160W/K」に無償アップグレードとして2024年度第4四半期に追加する。
この新機能は、11月13日から15日に幕張メッセで開催される「Inter BEE 2024」のパナソニックブース(小間番号4206)にて展示される予定だ。
開発の背景
映像コンテンツの需要が増加する中、放送局や映像プロダクションでは、システムの効率化と高品位な映像制作の両立が求められている。パナソニックは、長年培ってきた自動追尾や画像認識技術を活用し、より高度で自然なオートフレーミングを実現するアプリケーションを開発したという。
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Advanced Auto Framingプラグインの特長
- マルチカメラ対応:複数のリモートカメラを連携し、人物の検出性能と操作性を向上。
- 高精度な構図再現:ユーザーが設定した構図を高精度に再現し、プロのカメラマンが操作しているようなフレーミングを自動で実現。
- グループショット対応:複数人の被写体を含む構図のプリセットが可能。
- ディープラーニング技術:高精度な人体検出により、被写体のヘッドルームを一定に保つ安定したフレーミングが可能。
- 顔認証機能:登録した人物を指定してフレーミングすることが可能。
- 操作性の向上:タブレットPC対応の直感的なGUIで、複数カメラの一覧表示と操作が可能。
- リモートカメラコントローラーとの連携:AW-RP150GJ/RP60GJとのシームレスな連携で、オートフレーミング中の画角の微調整も容易。