【ダルバート行脚】あまりにも “隠れ家すぎる” ネパール料理店があった! 珍メニュー「干し肉カレー」や「ヒエ酒」を堪能 / 新大久保「ソルティカージャガル」

・かなりレアかも……干し肉を使用した「スクティカレー」

ビールで気持ちを落ち着けたところでダルバートを注文していく。

ダルバートはダル(ひき割り豆のスープ)とバート(米飯)というワードの組み合わせ。これにカレーやスパイスで味や香りづけした野菜などのおかず(タルカリ)やピクルスのような漬物(アチャール)がついてくる。定食のような存在でネパールの国民食だ。

今回は「ソルティー・ネパールスペシャルセット(1400円)」をチョイス。カレーはマトン、チキン、スクティ、ベジタブルの中から1種指定することができる。スクティのカレーがあるなんてかなり珍しい。

スクティは干した肉をスパイスと炒めた料理で、ツマミや一品料理として提供するネパール料理店は少なくないがカレーで出すところは滅多にない。というわけでスクティカレーをオーダーしてみた。

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・激レア! バフもあるの!?

オーダー後、壁に「新メニュ」があることに気づいた……。一番下の料理も気になるが、えっ!? バフがあるの?

バフ(バッフ)は「水牛(バッファロー)」のこと。ヒンドゥー教徒が多いネパールでは、牛は神聖な存在。インドと同様に食べることはほとんどない。ところが、水牛は牛とは別物ととらえられているようで普通に食されている。ただ、日本で提供している店は少ない。

急いで店員さんに「バフあるんですか?」と確認したところ、「今はないよ」とのこと。かつて提供していたネパール料理店でも、コロナ禍もあってか、バフがなかなか日本に入ってくることがなく、メニューから削っている。こちらでも同様のようだ。バフ料理の提供が再スタートする日を楽しみに待ちたい。