初の大舞台で見事な快投だ。
現地10月26日、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸が本拠地で行なわれているニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第2戦に先発登板。6回1/3を86球投げて1安打2四球4奪三振1失点に抑える好投を見せ、勝利投手の権利を得てマウンドを降りている。チームはフレディ・フリーマンの2戦連発を含む3本のアーチで4得点を挙げ、日本人ルーキーを強力に援護している。
日本人投手としては2007年の松坂大輔(ボストン・レッドソックス)、17年のダルビッシュ有(ドジャース)以来、史上3人目のWS先発マウンドを踏んだ山本。シリーズ連勝へ大事な役目を託された。
山本は初回、先頭打者に四球を与え1死二塁と得点圏に走者を背負ったが、3番アーロン・ジャッジを空振り三振、4番ジアンカルロ・スタントンを一飛に仕留め、無失点で切り抜けた。
2回も1アウト後に四球で走者を許しながらも後続打者を冷静に打ち取り、無失点に抑える上々の立ち上がりを見せた。しかし、1点リードした3回に2アウトを取ったあと2番フアン・ソトにカウント2-2から内角の速球を右翼スタンドに運ばれる同点ソロを浴び、試合は振り出しに戻った。
だがその裏、味方打線がすぐに反撃する。この日3番に座ったテオスカー・ヘルナンデスが勝ち越しの2ランを放つと、その直後にフリーマンが前日に続きライトスタンドへ2者連続アーチ。右足首に負傷を抱えながら強行出場を続ける不屈の鉄人の一発で、4対1とリードをさらに広げた。
援護をもらった山本は低めにスプリットを集め、4回と5回を10球ずつテンポ良く抑えていく。6回も続投した山本は1番グレイバー・トーレスをカットボールで三ゴロ、前の打席で一発を浴びたフアン・ソトをスプリットで二ゴロ、ジャッジにはカウント2-2から最後は鋭く落ちるスプリットで空振りを奪うと雄叫びを上げ、上位打線をわずか8球で料理した。
7回も続投した山本は先頭のスタントンを二飛に抑えたところで、ロバーツ監督がマウンドまで上がり、ここで降板を告げられた。フアン・ソトの一発以降、パーフェクトピッチングを継続した日本人右腕の快投に本拠地ドジャー・スタジアムは労いの大歓声を送った。
一方、1番・指名打者で先発出場した大谷翔平はここまで中飛、空振り三振、遊ゴロとノーヒットが続いている。
構成●THE DIGEST編集部
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