間もなく開幕する男子テニスの下部大会「スロバキア・オープン 2024」（10月28日～11月３日／スロバキア・ブラチスラバ／室内ハードコート／ATPチャレンジャー125）に予選からの出場を予定していた元世界ランク４位の錦織圭（現141位／34歳）が、欠場者の発生により本戦ダイレクトインを果たした。チャレンジャーのエントリー情報をXで発信している「Other List Updates」（@Other Lists）が伝えている。
錦織は現在開催中のツアー公式戦「エルステ・バンク・オープン」（10月21日～27日／オーストリア・ウィーン／室内ハード／ATP500）に本戦ワイルドカード（主催者推薦）で出場したものの、現地22日の１回戦で22歳のジャック・ドレイパー（イギリス／18位）に6-7(5)、5-7で敗戦。その後更新したSNSでは大会側への謝意を綴るとともに、「スロバキア・オープン」への参戦を報告していた。
「Other List Updates」によると、錦織は先週末の時点で「スロバキア・オープン」本戦の補欠１番手だったが、世界153位のユーゴ・グレニエ（フランス）が欠場を表明したため、予選を戦わずして本戦入りが確定。すでにドロー（組み合わせ）も発表されており、錦織は初戦で元世界31位のマートン・フチョビッチ（ハンガリー／現88位）と対戦することが決まっている。
なお錦織は「スロバキア・オープン」参戦後、11月４日から開催される下部大会「HPPオープン」（フィンランド・ヘルシンキ／室内ハード／チャレンジャー125）にも出場予定。計画通りいけば連戦続きとなるが、来年１月に開かれる四大大会「全豪オープン」（１月12日～26日／オーストラリア・メルボルン／ハード）での本戦ダイレクトインに向け、少しでも多くポイントを稼いでもらいたいところだ。
文●中村光佑
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