【新日本】コナーズ&モロニーが無傷連勝でAブロック首位 藤田&イーグルスとの大熱戦制す

『SUPER Jr.TAG LEAGUE 2024〜Road to POWER STRUGGLE〜』東京・後楽園ホール(2024年10月27日)
Aブロック公式戦 ○ドリラ・モロニー&クラーク・コナーズvsロビー・イーグルス&藤田晃生×

 コナーズ&モロニーが藤田&イーグルスとの大熱戦を制し、ジュニアタッグリーグで無傷の2連勝。Aブロック単独首位に立った。

 前IWGPジュニアタッグ王者のBC WAR DOGS・コナーズ&モロニーとTMDK・イーグルス&藤田が公式戦で激突。両チームは昨年の公式戦でも対戦し、TMDKコンビがWAR DOGSの決勝進出を阻んだが、今年6月のジュニアタッグ王座戦ではWAR DOGSが返り討ちに。遺恨を残す両軍の戦いはタイトルマッチさながらの大熱戦となった。

 ともに白星発進。開幕2連勝をかけての一戦はWAR DOGSの奇襲からスタートする。動きを読んだ藤田は相手方を場外に追いやり、ケブラーダで先制。そのままTMDKペースが続くかと思いきや、WAR DOGSは場外乱闘でイーグルス&藤田を担ぎ上げると、背中から衝突させて強引に活路を開く。そして、パイプイスで痛打するなど暴走ファイトを連発してイーグルスを痛めつけた。

 TMDKコンビはスピードとテクニックを駆使して猛抵抗。シーソーゲームに持ち込むと、藤田がネ申スペシャル(変型カベルナリア)、イーグルスがロンミラースペシャルに同時捕獲して、先にチャンスを掴む。対するWAR DOGSはイーグルスを戦線離脱に追い込むと、藤田に立て続けにスピアーを突き刺した。が、イーグルスがファイヤーバードスプラッシュで強引にフォールをカット。その直後、TMDKコンビはコナーズをマキシボムで叩きつけて再び攻勢に。

 コナーズの横殴り式ショルダータックルで吹き飛んだ藤田だったが、モロニーの必殺ドリラキラーは必死に阻止。イーグルスがスワンダイブ式低空ドロップキックで斬り込むと、TMDKのサッカーボールキック&トラースキックが火を吹く。藤田がジャーマンスープレックスホールドでモロニーを投げると、カウントの大合唱に。キックアウトされてもバックスピンキックから必殺AbandonHopeを狙う。

 しかし、コナーズが急行し、藤田を担ぎ上げると、その体を受け取ったモロニーがドリラキラーで突き刺した。イーグルスが献身的にカットに入るも、コナーズがNO CHASERで排除する。もはや虫の息の藤田に対し、WAR DOGSは合体技・Full Clipを敢行。トドメを刺した。

 タイトルマッチさながらの公式戦はBC WAR DOGSに軍配。Aブロックで唯一の開幕2連勝を果たし、ブロック首位に立った。

 「お前らが白いブツを奪い、俺たちの腰から白い色を奪い去って以来、次の獲物を追う以外に選択肢がなくなったのだ」と豪語したモロニー。10・14両国大会でKUSHIDA&ケビン・ナイトに敗れてIWGPジュニアタッグ王座を失ってからというものの、コナーズ&モロニーは獰猛さを増すばかり。明日(28日)の後楽園大会ではタイガーマスク&カピタン・スイシーダとの公式戦が控えているが、飢えた心を満たすべく完膚なきまでに叩き潰す。