『SUPER Jr.TAG LEAGUE 2024〜Road to POWER STRUGGLE〜』東京・後楽園ホール(2024年10月27日)
Aブロック公式戦 ○田口隆祐&ドラゴン・ダイヤvs高橋ヒロム&BUSHI×
田口&ダイヤの越境コンビが好連係を駆使してL・I・J狩りを果たし、ジュニアタッグリーグで1勝目。勢いを掴んだ2人は「もう止められないぞ」と口を揃え、優勝宣言まで飛び出した。
スーパージュニアをきっかけに縁が生まれたベテラン・田口とDRAGONGATE・ダイヤの越境コンビはジュニアタッグリーグにエントリーしたものの、初戦は藤田晃生&ロビー・イーグルスに敗れて黒星発進。2戦目は開幕戦で勝利を飾ったヒロム&BUSHIのL・I・Jコンビと対戦した。
田口がヒロムにロープワークを強要し、そのまま序盤戦を優勢に進めるが、待っていたのはL・I・Jコンビの倍返し。その後は田口が捕まる時間が続く。ダイヤが躍動感溢れる空中殺法で押し返すと、息を吹き返した田口が“ドラゴンリングイン”で飛び込むも、ジャンピングヒップアタックは空転。またも田口が攻め込まれる展開に。
BUSHIは右ヒザに攻撃を重ね、ファブルの体勢。しかし、切り返した田口はオーマイ&ガーアンクルに絡め取る。ヒロムが介入しても、負けじとダイヤが飛び込み、L・I・Jコンビを翻ろう。ダイヤがBUSHIを回転エビ固めで転がすと、田口がスライディング式ヒップアタックをズバリ。さらに、レプテリアン&ヒップアタックの合体技でヒロムを場外に排除すると、ダイヤがケブラーダで分断した。
田口はどどんを防がれても、しつこくオーマイ&ガーアンクルに捕獲。BUSHIはロープに逃れようとするも、ダイヤはエプロンから蹴り飛ばしてエスケープを阻止する。すかさず田口のどどんがさく裂。好連係連発で一気に勝利を呼び込んだ。
試合後、田口はヒロムが持ち込んだカマイタチ&BUSHIのハーフマスクを奪い取り、自ら装着。ダイヤもマスクを被って呼応する。田口は踊り出してヒロムを挑発すると、ダイヤとともにヒジタッチから小指を突き上げて、勝利をアピールした。
会心の勝利に田口が「ヒロム&BUSHIをここで倒したのは大きい。いっちゃうかもしれないね」とコメントすると、ダイヤは「僕らが一番優勝ありますね」と笑顔で優勝宣言をぶち上げた。勢いに乗ったことで舌もなめらかになったのか、口を揃えて「もう止められないぞ」とアピール。田口は「ダイヤ&田口のスケボーブラザーズ、2年後、3年後だったらチャンピオンになれるとか思ってるヤツいるだろう? 違うぞ。今だぞ! 今だからな! 今だ! 今、チャンピオンになるんだ!」とベルト獲りまで見据えていた。
次戦となる明日(28日)の後楽園大会ではHOUSE OF TORTUREのSHO&金丸義信組と対戦する。田口たちを「補欠」「犬以下」と酷評していたが、スケボーブラザーズは勢いのままに打ち砕き、まずは白星を先行させるつもりだ。
