新製品が各メーカーから発表され、秋のゴルフが色めき立つ。注目の新作を「試打職人」と呼ばれる石井良介がいち早く解説！
今回はHONMAの「TW767 ドライバー」「T//WORLD Vxアイアン」を試打してもらいました。
ホンマ TW767 ドライバー、T//WORLD Vxアイアン
ドライバーもアイアンも寛容性重視に進化
ＨＯＮＭＡのＴＷ（ツアーワールド）シリーズは、プロユースの難しいイメージがあったかもしれません。しかし、今作TW767シリーズではそのイメージが完全に覆されるほど寛容性が強調されたモデルとなりました。
中間部分が一体成型のカーボンとなっており、余剰重量を最適配置。
よりミスに強い設計になった
上下左右の慣性モーメントの合計が１００００g・c㎡を超え、ミスヒットにめっぽう強い。また、中間部分が一体成型のカーボンとなっているため、インパクト時のパワーロスが少なく、効率よくボールにエネルギーを与えることができます。
全体的なフォルムは、いい意味で前作のVxアイアンから変化が少ない。
完成度が高く、根強いファンが多い前作のすぐれた点をしっかりと踏襲している
アイアンのT／／WORLD Vxもやさしい方向へ進化。キャビティバックのスタイリッシュさに似つかわしくない飛び性能とミスヒットへの強さを兼ね備えています。軟鉄鍛造で作られたヘッドの打感は厚みと芯があり、打ち応えが抜群にいい。ゴルファーの感性を大事にしつつ、機能性を高めた“欲張り”なアイアンですね。
TW767 ドライバー
SPEC
●ヘッド素材／ZAT-158Ti（フェース）、Ti811・カーボン・タングステンウエイト（ボディ）
●ロフト角／9.0、10.5度
●長さ／45.5インチ
●シャフト（フレックス）／VIZARD EZ-C（R、S）ほか
●重さ（シャフト・フレックス）／305g（VIZARD EZ-C・S）
●価格／10万2300円
T//WORLD Vx アイアン
SPEC
●ヘッド素材／軟鉄（S20C）、タングステンウエイト（#5～#8に搭載）
●ロフト角（番手）／30度（#7）
●長さ（シャフト・番手）／37インチ（N.S.PRO MODUS³ TOUR105・#7）
●シャフト（フレックス）／N.S.PRO
MODUS³ TOUR105（S）
●重さ（シャフト・番手）／425g（N.S.PRO MODUS³ TOUR105・#7）
●価格／13万7500円（#6～PWセット）
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レッスン・試打解説＝石井良介
●いしい・りょうすけ／1981年生まれ、神奈川県出身。PGAティーチングプロ資格をもつプロゴルファー。アマチュアのリアルなスイングや感情に訴えかけるアドバイスが多くのゴルファーを開眼させ、全国で行なうレッスン活動はつねに満員。レッスンの日程はインスタグラム
（@ryosuke.ishii.214）などで開示中。
構成＝石川大祐
写真＝高橋淳司
協力＝日神グループ 平川CC
