iPhone映像クリエイターが「iPhone 16 Pro Max」の実力を検証。カメラやオーディオの進化をレポート[OnGoing Re:View]

4K 120fps

iPhone 16 ProシリーズでMV撮影を通して大々的に発表されたのがこの4K 120fpsの機能。Appleでは伝統となりつつある有名アーティストのMVをiPhoneで撮影するシリーズですが、去年のOlivia Rodrigoから続き、今年はまさかのThe Weekndという豪華布陣です。

このMV、曲がすごくいいのはさることながら、低照度、スローモーション、というiPhone 16 Pro Maxの2つのポイントをよくまとめていると思います。通常、カメラではfpsの数値が上がると1フレームに取り込める光の量が減るので画が暗くなります。なので前述のMVではまさにカメラにとっては厳しい環境なわけで…。それでもしっかり撮影できているiPhone 16 Pro Maxは進化したと言えるのではないでしょうか?後述の映像作品の制作の際に役に立ったのですが、iPhone 16 Pro Maxの写真アプリ上で映像のfpsを簡単に変更することができます。


映像のタイムラインを指で直感的に操作して、好きなタイミングで映像のfpsを変更できます。


写真アプリで編集した映像をそのままAirDropして、Macで編集することができます。ちなみにこの編集自体はiPhone 15 Pro Maxなど他のiPhone上でも可能です。

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超広角48MP

また、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Maxからは超広角レンズが4800万画素になりました。これはもちろん、iPhone 16 Proシリーズでは高画質の映像や写真が超広角レンズでも撮影できるようになったことを意味しますが、同時にカメラの仕組み上、高画素化は感度の低下を意味します。つまり、低照度下の撮影がiPhone 16 Proシリーズの超広角レンズの場合少し苦手になったかもと言えるかもしれません。