「ドジャースへの強い敵意は今冬に沸点に達する」ヤ軍ソトのFA争奪戦にド軍も参戦と米報道「ヤンキースと同じくらい好位置にいる」

 ヤンキースとドジャースのライバル関係はワールドシリーズ後も続く?

 今オフのフリーエージェント(FA)市場の目玉と言われるニューヨーク・ヤンキースの強打者フアン・ソトの争奪戦にロサンゼルス・ドジャースが加わるようだ。米メディア『New York Post』のジョン・ヘイマン記者は現地10月27日、情報筋の話として「ドジャースはすでに野球界最高の攻撃力を誇るチームだが、ソトに『興味があれば』獲得に動くつもりだ」と報じた。

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 球界関係者の間では、ヤンキースとメッツのニューヨーク2球団が争奪戦の最有力候補と見られているが、ドジャースは大谷翔平の年俸7000万ドルのうち6800万ドルが無利息で“繰り延べ”されるうえに、“大谷効果”による莫大なスポンサー収入のため、財政的にはまったく問題はない。同記者によれば、なにより「勝利」を求めるソトにとっても、現在のドジャースは「おそらく史上最高のヤンキースと同じくらい好位置にいる」とし、大物フリーエージェントを次々と獲得してきた過去を振り返っても、「彼らのレーダーにソトが映っているのは驚くことではない」と指摘している。

 また、米メディアの『Sporting News』も「ドジャースがワールドシリーズでヤンキースの28回目の優勝を夢に終わらせた数日後に、ソトの獲得に動く」としたヘイマン記者の報道を紹介。争奪戦となれば、「ヤンキースがドジャースに対して抱いている強い敵意は、今冬に沸点に達する可能性がある」と両者のライバル関係を煽っている。

 さらに「ソトが東海岸を動くことはない」とするヤンキース関係者の見解を紹介する一方で、もしドジャースがソトの引き抜きに成功すれば「球団は大谷の契約構造に感謝することになるだろう」と指摘した。

 はたして、ソトは来季、どのチームのキャップをかぶることになるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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