日本女子卓球界のニューヒロインに驚きの声が上がっている。
現地10月27日、卓球の国際大会「WTTチャンピオンズ」のモンペリエ大会(フランス)は女子シングルス決勝が行なわれ、日本の大藤沙月がパリ五輪代表の張本美和との日本人対決を4-2(11-4、9-11、9-11、13-11、11-7、11-4)で制し、初出場初優勝を成し遂げた。20歳の新鋭の快挙には海外メディアも驚きをもって報じている。
一気に頂点まで駆け上がった。大藤は2回戦で平野美宇、3回戦で伊藤美誠を連続で撃破し、ファイナルでは先日のアジア選手権団体決勝で世界女王・孫穎莎(中国)を打ち負かした16歳の張本とも互角以上の展開を見せた。
まずは打点の早い大藤が次々と得点し、11-4で先制する。だが2ゲーム目は張本が反撃するシーンが増え、11-9で張本が取り返した。第3ゲームは大藤が素速い卓球で7-3とするが、張本が逆転。オリンピックを経て、加速的な成長を遂げる16歳が11-9で押し切る。
劣勢だが、ここから大藤が底力を発揮した。ゲームカウント1-2で迎えた第4ゲームをデュースで競り勝つと、続く第5ゲームは持ち前の強打が炸裂して勝ち越し。悲願の初タイトルに王手をかける。第6ゲームは序盤からポイントを積み重ね、最後はサーブで張本のミスを誘い勝利を収めた。
格上を次々と打ち破った大藤の大躍進には海外も感服している。WTT公式サイトは決勝戦のハイライトをSNSに共有すると、「頂点へまっしぐら!」と大藤の初優勝を報告。「モンペリエ大会の女子シングルス女王、サツキ・オオドウを紹介しよう」と記し、卓球界に現れたニューヒロインの誕生に喝采を送った。
同メディアのコメント欄には「誰だ?この強い子は」「なんというパフォーマンスなんだ」「素晴らしい」「あっぱれ」など、海外の卓球ファンも興味津々だった。
日本女子の卓球界にまたひとり、楽しみなヒロイン候補が世界で躍動した。
構成●THE DIGEST編集部
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