現地時間10月22日(日本時間23日、日付は以下同)の2024-25シーズン開幕戦。ロサンゼルス・レイカーズはミネソタ・ティンバーウルブズを110-103で下すと、続く25日のフェニックス・サンズ戦では前半の22点ビハインドを巻き返して123-116で逆転勝利を収めた。
今季のチームは新ヘッドコーチ(HC)にJJ・レディックを招聘し、先発はディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブス、レブロン・ジェームズ、八村塁、アンソニー・デイビスという昨季のシーズン後半戦と同じラインナップで開幕を迎えた。
そのなかで特に活躍が目立つのが在籍6年目のデイビスだ。31歳のビッグマンは初戦で36得点、16リバウンド、4アシスト、3ブロック、2戦目でも35得点、8リバウンド、4アシスト、2ブロックと躍動。レイカーズの選手でシーズン最初の2戦でいずれも35得点以上をマークしたのはエルジン・ベイラー、ジェリー・ウエストに次いで史上3人目の快挙だった。
レブロンは相棒のデイビスについて「俺たちにとって、彼が毎晩このチームで重要な核になっていることがすごく重要なんだ」と話していた。
「俺たちは皆、ディフェンス面で彼がやってくれることを理解している。それにオフェンス面でも試合を通してフロアで彼のことを見つけ出す必要がある。この2試合で、俺たちはそれがよくできている」
攻守両面で“パープル&ゴールド”を引っ張る男は、開幕2戦を終えてフィールドゴール成功率53.7%に加え、フリースローを平均16.0本も獲得して13.0本(成功率81.3%)も沈めており、その存在感は、同僚のリーブスから見ても絶大なようだ。
「彼がやっていることは、現実離れしているよ。けど僕は、彼が多くの部分でゲームを支配してくれるんだと期待している。彼がチームメイトでいてくれて、とにかくハッピーだよ」
翌26日のホームでのサクラメント・キングス戦、2連戦の2日目ながら39歳のレブロンは33分46秒の出場で今季初のトリプルダブル(32得点、14リバウンド、10アシスト)と爆発。
さらに“キング”は、7点ビハインドで迎えた第4クォーターにフィールドゴール成功率100.0%(6/6)で計16得点、5リバウンド、6アシスト、残り37.1秒に貴重な3ポイントを決めたデイビスもこの12分間で計14得点と、2枚看板だけで30得点を荒稼ぎし、131-127でキングスをねじ伏せた。
レイカーズはレブロンのほか、デイビスが31得点、9リバウンド、3スティール、2ブロック、八村が18得点、9リバウンド、3アシスト、リーブスが16得点、7リバウンド、6アシスト、ラッセルが16得点、4リバウンド、5アシスト、2スティール、ルーキーのダルトン・コネクトが10得点を記録。
ルーキーを除けばオフに目立った選手の補強がなかったレイカーズだが、蓋を開けてみれば2010-11シーズン以来14年ぶりの開幕3連勝。ボストン・セルティックス(18度)に次ぐリーグ2位の17度の優勝を誇る名門は、レディックHCの下でこれ以上ない最高のスタートを切ったと言えるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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