すべての人に関わりのあるフードテック
続いても『都市で描く”Regeneration”の社会実装』、『発酵のグローバル化と日本からの貢献』『LONGEVITYと食を考える』『今なぜFuture Visionなのか』『MUFGが描く2050年のFuture Food Vision 〜食と新世界へ』など、興味深い話が続いたが、ここに詳細を書くには紙幅が足りない。
フードテック・エヴァンジェリストの外村仁氏。
要は、食の課題はワールドワイド、多岐にわたっており、フードテックが解決できる問題も数多くあり、実際にさまざまな人が、それに取り組み、少しずつ課題を解決していっているということである。
最後に、ブースで見たさまざまな展示を、短いコメントとともにご紹介しておく。ご興味のある方は、ぜひ来年、現地に足を運んでいただきたい。
ブースエリアも大変な賑わいを見せていた。
3Dフードプリンター。食材をさまざまな形状で出力できる。
さまざまな例が展示されていたが、このチョコレートなどは形状によって食感も変わりそうで、口にしてみたかった。
『圧力窯』はよくあるが、逆の『減圧低温加熱調理器』。
高山などで圧力が下がると沸点が下がり、十分に熱が加えられないイメージ。
何に使うのかと思ったら、低圧にすると食べ物の中に味が染み込むのだという。
宇宙での利用をイメージした調味料入れ。6種類の液体を入れて、押し出して使う。ただ、アルミ削り出しなので、地上では重かったが……。
Metagenがカルビーと協力して作ったグラノーラ。まず大腸にいる腸内フローラを検査し、その腸内フローラにとって良いグラノーラを調合してくれるサービス。どういう食べ物が消化吸収されやすいか、個人個人についての情報も教えてくれる。
シーベジタブルのすじあおのり。養殖して収穫したものらしいが非常に美味しかった。
(村上タクタ)