【全日本】三冠前哨戦幕開け 青柳が「ラスト20代」最初の大一番へスミス突破宣言

『ジャイアント・シリーズ2024』苫小牧市総合体育館(2024年10月28日)
○諏訪魔&青柳優馬vsデイビーボーイ・スミスJr.&田村男児×

 11・4札幌大会の三冠戦へ向けた前哨戦が幕開け。青柳が制し、強敵・スミスを突破し、「ラスト20代」のスタートを飾る構えをみせた。

 三冠王者・青柳は10・22後楽園大会で王道トーナメント覇者・綾部を下し、2度目の防衛に成功。試合後、スミスが挑戦を表明し、11・2札幌大会でのV2戦が決まった。

 この日、両者が諏訪魔、田村とそれぞれ組んで前哨戦第1ラウンドに臨んだ。両者が先発で登場すると、青柳のドロップキック、スミスのギロチンドロップ、青柳のエルボードロップが不発に終わる読み合いを展開。場外戦では青柳がフェンスに投げつけ、スリーパーで絞め上げた。

 2度目の激突ではスミスが気を吐いた。ラリアットを叩き込み、反撃を狙う青柳をパワースラムで返り討ち。ブルドッグボムは青柳がリバースし、ロックボトムで反撃しても、WWE時代の得意技であるジャンピングニーを叩き込んだ。

 終盤には青柳がブレーンバスターでスミスを撃退。田村をロックボトムで叩きつけると、最後は諏訪魔がラリアットからのバックドロップで3カウントを奪取。両者の間で勝敗はつかなかったものの、三冠前哨戦は王者・青柳が制した。

 試合後は「アイ・アム・チャンピオン」とスミスにベルトを誇示した青柳。「札幌でスミスをやっつけて、また苫小牧にチャンピオンとして降臨してみせます」と誓うと、最後に「バーカ!」と苫小牧のファンとともに絶叫して締めた。三冠戦2日前の11月2日は青柳29歳の誕生日。「ラスト20代を迎えます。僕も若い若いとか言っていられないんで、若くもなくなってきてしまったんで、フレッシュな三冠戦をやって、デイビーボーイ・スミスJr.をやっつけてやります」と三冠V3で「20代ラスト」を幕開けする構えを見せた。

【試合後の青柳&諏訪魔】

▼青柳「おかげさまで5年ぶりの苫小牧で初めてバカと叫びました」

▼諏訪魔「すんげえ、とんでもねえ締めするな」

▼青柳「とんでもないですね。全責任は諏訪魔専務が獲ってくれるんで問題ありません。そして11月4日、札幌で青柳優馬vsデイビーボーイ・スミスJr.のトリプルクラウン、三冠戦の防衛戦があります。その前に11月2日は青柳優馬29歳の誕生日を迎えて、ラスト20代を迎えます。僕も若い若いとか言っていられないんで、若くもなくなってきてしまったんで、フレッシュな三冠戦をやって、デイビーボーイ・スミスJr.をやっつけてやります。アイ・アム・チャンピオン、アイ・アム・ピープルズ・ユーマ、アイ・アム・オールジャパン・ジーザス!」

▼諏訪魔「純粋に二人の戦い、俺みたいなと思いますね。楽しみにしてますよ」