伊藤健太郎(C)週刊実話

10月27日に放送されたNHK大河ドラマ『光る君へ』に、伊藤健太郎が出演。“皮肉なセリフ”に波紋が広がっている。

伊藤が演じるのは、若武者の双樹丸(そうじゅまる)。主人公のまひろ(のちの紫式部、吉高由里子)の長女・賢子(南沙良)が盗人から絡まれたところを救い、賢子からお礼にと屋敷へ招待してもらう。

【関連】ジェシー『モンスター』の演技が“棒すぎる”とやゆされるワケ…「収録以外の場所では暗い顔」関係者も心配 など

食事をごちそうになっていると、そこへまひろが帰宅。事情を聞いたまひろが「娘が助けていただいたみたいで、ありがとう」と頭を下げると、双樹丸は「女子(おなご)が困っていたら助けるだろ。当たり前のことだ」とあっけらかんとした様子で言い、まひろは「良い方なのね」と感心するのだった。

「今後、賢子は双樹丸の武者としての生き方に惹かれ、恋心のような感情を抱くことになります。しかし、実は双樹丸は実在しない人物。史実では、賢子の結婚相手は別の男性であるがゆえ、かねてから双樹丸の存在意義を問う声が多くあがっていました」(芸能ライター)

伊藤健太郎のセリフに冷静なツッコミ

また、疑問の目は伊藤自身にも向けられている。

「伊藤は、2020年に乗用車を運転中、バイクと衝突事故を起こしました。バイクに乗っていた男女2人が負傷したが、そのまま走り去ったとして道路交通法違反などの容疑で逮捕されています。その後、被害者との示談が成立して不起訴処分になったが、そのとき決まっていた仕事をすべて降板するハメに。『光る君へ』の制作スタッフが、伊藤も出演したドラマ『アシガール』と同じであることから双樹丸役に抜てきされたが、世間では伊藤の起用に眉をひそめる人もいますね」(同)

そうした状況下で放たれた、双樹丸の「女子(おなご)が困っていたら助けるだろ。当たり前のことだ」というセリフ。

視聴者からは、
《轢いた人のこと助けないで逃げた奴が言う台詞か?令和だから?多様性の時代だから?犯罪者でも大河に出られるの?夢があるな~!NHKって配慮あるな~!とはならないよ》
《あの時も助けてたら、もっと順調になっていただろうに、、と思い出してしまった(笑)まあ頑張って下さい。》
などと、冷静にツッコミを入れる声が続出している。

脚本家および制作陣は、どのような心境で伊藤にこのセリフを言わせたのだろうか。意外にも闇が深そうだ。