日本人スターの左肩についた黒い物体に動揺が止まらない。
現地10月28日、ロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースのワールドシリーズ第３戦がヤンキー・スタジアムで行なわれる。第２戦で左肩を負傷し、出場可否が注目されていた大谷翔平は「１番・指名打者」でスタメン出場するが、試合前の入場セレモニーに登場したスーパースターの”異変”に心配の声が上がっている。
現地26日の第２戦で大谷は７回に二盗を試みた際、左肩を負傷してしまった。痛みに顔をゆがめたまま、トレーナーに左腕を支えられながらダグアウトに引き揚げる姿に世界中の野球ファンは大きな不安に襲われた。試合後に「左肩亜脱臼」と診断されたものの、大谷はドジャースの４年ぶり世界一奪還に向けて強行出場を決意。しかし、その姿は非常に痛々しかった。
ドジャー・ブルーのジャージを羽織った大谷は試合前の選手紹介で負傷した左肩を固定するかのように黒いサポーターをつけて登場。表情は明るかったが、やはり亜脱臼の痛みは想像に難くない。
大谷の黒いサポーター姿にX上では日本の野球ファンから心配の声が多数上がっている。
「左肩に何かサポーターっぽいの付けてたな」
「ニューヨークは寒そうだけど、大谷ちゃんの左肩が本当に心配」
「待てまて。大谷が左肩固定してるけど、マジで試合出るの？」
「痛みを押しての出場なのか…泣けるぜ」
注目の第１打席はNYファンから大ブーイングで迎えられて四球で出塁。１アウト後、３番フレディ・フリーマンの３戦連発となる２ランホームランが飛び出し、ドジャースが幸先良く初回に２点を先制した。ベンチに帰ってきた大谷はチームメイトとハイタッチをかわしたが、常に右手で対応していた。
ドジャースは今日勝てば、ワールドチャンピオンに王手をかける。
構成●THE DIGEST編集部
山本由伸の昨オフ争奪戦から“降りた”ヤ軍に米メディアが痛烈皮肉「彼らはコストカットを選んだ」 WS第２戦、１安打の圧巻投球で封じられる
「オオタニは超人だ」６年間見守ったエ軍メディア、大谷翔平の左肩は心配無用と強調「彼のトレーニングは比類なきもの」「第３戦で先頭打者アーチを放っても驚かない」
「大谷翔平の負傷はヤンキースの助けにならない」NYメディアが自力での勝利を熱望「相手選手の状態が流れを変える要因になるとは考えにくい」
