お~い! 任天堂のゲームが大好きな人、集まれ~~っ!!!!
現代社会を生きる人間で、今まで一度も任天堂のゲームに触れたことがない人はかなりレアだろう。……ちょっと言い過ぎたかな。いやいや、でも、それぐらいの勢いでたくさんの人が遊んでいるハズだ。
そんな任天堂の歴代ゲーム機のコントローラーがキーホルダーになったとしたら? しかも、実物と同じパーツが使用されているとしたら?? 絶対ぜったい欲しいよねっ!!
・『コントローラーボタンコレクション』
筆者が訪れたのは、大阪 梅田にあるNintendo OSAKA。任天堂のゲームに関連するグッズを取り扱う公式ショップで、大丸梅田店の13階にある。
今回のお目当て『コントローラーボタンコレクション』のガチャは入り口から向かって右側にあり、第1弾・第2弾の2種類がある。
まず第1弾が、ファミリーコンピューターとNES(海外版)。6種類+シークレット1種類の、全7種類。
そして第2弾が、スーパーファミコン・SNES(海外版)・NINTENDO 64・ニンテンドーゲームキューブ。シークレットなしの、全6種類。
どちらも遊んだことのある人が見れば「懐かし過ぎる!」となること間違いナシの高クオリティだが、価格は1回600円と意外にお手軽。
2024年10月時点では「1回並ぶごとに5回まで購入可」という決まりがあったが、その他の回数制限はないようだった。コンプリートを狙いたい人は、並び直しさえすれば1日で達成できるかもしれない。
──さて、見本のキーホルダーを見た時点で十分テンションが上がっていた筆者だが、実際にガチャを回す段階になって さらにもう1段階気分がブチ上がった。
というのも、ガチャの操作にスーパーマリオのゲームの効果音がついているのだ。
硬貨を入れるごとに「コイーン」とコインゲット時の、ガチャを回すボタンには「トゥロロロ」とアイテム出現時の、商品が出てくる時には「テリテリテリ」とパワーアップ時の音が流れる。これで喜ばない人なんていないでしょ!
興奮のあまりガチャが空っぽになるまで回し尽くしたくなったが、他のお客さんもいるので我慢。悩んだ末に 世代的にそれほど馴染みのない第1弾は1回、子供の頃から遊んできた第2弾は3回を回させてもらった。(ちなみに筆者は32歳だ)
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・本物ソックリ…っていうか本物だ!
合計4回分を回し、筆者が心配していたのは「商品がかぶらないか」「一番よく遊んでいたゲームキューブがゲットできるか」であった。
結論からお伝えすると……
運よくかぶりナシ、そしてゲームキューブのコントローラーも無事にゲットできたぞ!
開封してなによりもビックリしたのは、その再現度の高さだ。
見てよこのA・B・X・Yボタン! 見ためも押し心地もゲーム機そのままだぜ!!!!
とてもキーホルダーとは思えないコントローラーそのもので、ボタンを押しただけで 頭の中が当時にタイムスリップした。
当時我が家にはゲーム機がなく、大好きだった『大乱闘スマッシュブラザーズDX』はもっぱら友人Mちゃんの家で遊ばせてもらっていた。
彼女は『ロイ』を、筆者は『マルス』を使って闘ったこと。もちろん持ち主であるMちゃんには敵うはずがなく「チーム戦にしてよ!」と怒り(何様だ)、レベル5のCP2体を相手にコントローラーが壊れちゃいそうなほど力んでA・Bボタンを連打したこと。
何度も通っては遊ばせてもらったけど、結局最後までMちゃんに勝てないまま 筆者が親の都合で転校をしてしまったこと。
──目をつぶれば映像となって記憶が蘇ってきた。
「ボタンひとつでここまで思い出させるなんて、クオリティ高過ぎじゃない……?」センチメンタルになりながらも不思議に思ったところ、なんとこのキーホルダー、本物のコントローラーからパーツや構造を流用しているそうなのだ。(一部違いあり)
つまり “コントローラーを再現” っていうよりも “コントローラーそのもの” と言ったが正しいのだ。チクショウ、すご過ぎる! さすがは任天堂公式アイテムだよ!!!!
もちろんゲームキューブ以外のコントローラーも同様に高クオリティ。レトロでチープ感が香るファミコンの十字キーに、
上部のザラザラ感とボタンのツルッと感の差が特徴の スーファミのA・B・X・Yボタン、
現代のものと比べるとまだ頼りなく、多くの子どもたちが壊してきたであろう64の3Dスティック、
どれもその時代を象徴するようなデザインと操作感で、懐かしいだけでなく、任天堂の偉大さまでも実感してしまうほどだ。
『コントローラーボタンコレクション』のガチャはNintendo TOKYO(渋谷)、NINTENDO OSAKA(梅田)、NINTENDO KYOTO(四条河原町)、Nintendo Check In(成田国際空港)の4ヵ所にて購入可能だ。
一度でも任天堂のゲームに触れたことがある人ならば、盛り上がること間違いナシ。買う瞬間からゲームの世界観が体験できるので、是非現地へ行って回してみてほしい!
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.