異常気象が相次ぐ昨今、大型台風で大きな被害に遭う地域は少なくありませんよね。大切なのは、事前に台風への備えに関する知識を得ておくこと。 今回は、最低限しておきたい台風への備えや対策方法をご紹介します。

いざという時慌てない! 最低限しておきたい台風への備え7つ



最近の台風、エグいよね(写真:iStock)

 さっそく、台風が来る前にしておきたい備えと対策をみていきましょう。

1. ハザードマップのチェック



ハザードマップをチェック(写真:iStock)

 自分が住んでいる地域のハザードマップをチェックしておきましょう。地域によっては土砂災害や洪水の危険性が高い場合もあるため、対策方法やいざという時の行動が変わってきます。

 住んでいる地域の危険な場所や避難先を知っておくことで、避難経路も的確に判断できるでしょう。

 また、住んでいる地域の地形を把握するのも大切です。万が一、水害が起きた時には必ず地形の高いほうへ避難するようにしてください。

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2. 窓ガラスの補強



被害に遭う前に(写真:photoAC)

 台風では、何がどこから飛んでくるかわかりません。窓ガラスが割れてしまわないように台風の前にしっかり補強しておきましょう。

 窓ガラスの補強方法は、ガムテープを貼る方法や段ボールや木の板で窓を塞ぐ方法があります。

 ただし、テープの跡がついてしまったり補強が困難な場合には、市販の飛散防止フィルムを貼る方法が簡単でおすすめです。



(写真:iStock)

3. 防災グッズの準備



防災グッズの準備を(C)コクハク

 台風で避難することになったり、停電が起きたりした場合に備えて、防災グッズを準備しておきましょう。防災グッズの中身は、

・懐中電灯
・携帯ラジオ
・スマホの充電器
・ヘルメット
・軍手
・マスク
・救急用品
・衣類
・数日分の現金

 などがおすすめです。持病がある人は普段から飲んでいる薬も忘れないようにしてくださいね。

4. 屋外のチェック



ベランダの側溝掃除はこまめに(写真:photoAC)

 台風がきた時に見落としがちなのが、屋外のチェックです。強風で飛ぶ可能性のあるものは片付けておきましょう。物干し竿や鉢植えなどは、窓ガラスにぶつかって割れたり、人にぶつかって怪我をさせてしまう可能性があります。

 また、大雨に備えてきちんと排水できるように側溝や排水溝の掃除もしておくと安心です。

5. 地域の被害に応じた備え



土嚢で備えを(写真:iStock)

 河川の近くや低地に住む人は、水を堰き止めるためにも土嚢を用意しておきましょう。土嚢はネットショップやホームセンターでも手に入ります。入手が難しい場合には、ビニール袋に水を入れた水嚢での代用も可能です。

 土砂災害危険箇所に住んでいる人は、雨が降り出した時点で必ず「土砂災害警戒情報」をチェック。警戒情報が発表されたら、早めの避難が大切です。

6. 食糧や水の備蓄



ローリングストックを心がけて(写真:iStock)

 台風被害で外に出られなくなった時のためにも、食糧や水の備蓄をしておきましょう。日頃からの備蓄は、台風だけでなく地震や災害時にも安心材料になります。

 備蓄する食糧は、普段食べ慣れているものを選び、期限が切れるまで置いておくのではなく、使いながら少しずつ足していく「ローリングストック」がおすすめです。

7. 家族でいざという時の流れを確認しておく



家族で話し合うことも大事(写真:iStock)

 一度大きな災害が発生すると、場合によっては連絡手段を断たれることもあります。そうなった時のために、日頃から家族で災害時の流れを確認しておきましょう。

 どこに逃げるのか、連絡方法などを話し合っておくことでスムーズな避難につながりますよ。

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台風への備えは普段から意識しておくことが大切!

 今まで台風の被害がなかったからといって安心するのは危険です。近年は、気象の乱れから、今まで経験のないような災害が多発しています。

 普段からしっかり備えておくことで、いざという時も落ち着いて行動できるはず。ぜひこの記事を参考に、自分と家族の命を守ってくださいね。

(コクハク編集部)