セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  この度、フリーランスから正社員に転身しました。今までフリーランスとして在宅ワーカーだったのですが、あえて茨の道を選んだのには幾つかの理由があります。 40代子持ち主婦のフルタイム勤務の理想と現実についてお伝えします。

【解消されない夫婦のモヤモヤ】

離婚を目指してフリーランスから会社員へ



転職活動は大変でした(写真:iStock)

 フルタイム勤務を選んだのは、もちろん「離婚」という明確な目標があるからです。

 自立した生活を確保するためにも、働き続ける必要がありました。

 離婚したい理由は、以前からこのコラムで伝えている通りセックスレスだから。

 子育ても一段落し、現在40歳。

 年齢を重ねるほど転職は厳しくなるので、今がタイミングだと感じました。

 上の子の受験が終わってから転職しようかと考えていましたが、ズルズル先延ばしにするうちに自分も年齢を重ねてしまうリスクを恐れて一歩踏み出しました。

 男性の場合、新卒から働き続けてキャリアと実績を積み上げていれば、40代になっても転職のチャンスはあります。

 しかし私のように妊娠・出産で仕事を中断したり、パート勤務を繰り返したりと、細切れのキャリアでは40代からの転職は非常に厳しい戦いになります。

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不規則な生活が始まり…



子どもだけで夕食も(写真:iStock)

 私の選んだ職種は営業。

 もともと経験があり、ルーティン業務が苦手な私に向いていますが、スケジュールが不規則なため、帰宅は20時を過ぎる日も多くなります。

 家事や食事の準備は朝のうちに終わらせるよう心がけていますが、子どもたちが先に夕飯を食べることもあり、寂しい思いをさせているのではないかと胸が痛む日もあります。