3. 幸せのカタチなんて、人それぞれ
実際に結婚してみるとわかりますが、結婚って、決して幸せのシンボルではありません。本当に月並みな話ですが、結婚はゴールではなく、あくまでもスタートライン。
「結婚したい!」という思いが強すぎると、結婚が一つのゴールに思えてしまいますが、実際にはそこから長く長く続く生活が待っています。
だから大切なのは、結婚すること自体ではなく、誰と結婚するか。
とりあえず結婚したい! という考えで焦って婚活するのはオススメしません。そんな結婚生活は、遅かれ早かれ破綻してしまうでしょう。
相談者さんにとっての幸せが、誰かにとっての幸せと同じカタチとは限りません。
好きな人と結婚して家族になること、結婚という制度にとらわれずに一緒に過ごすこと、お互いが納得していれば、それはどちらも幸せのカタチです。一人で旅行に行ったり、おいしいものを食べたり、人によってはそれが幸せだと言えるでしょう。
とにかく「女性の幸せは結婚すること」という、誰がつくったのかわからない価値観にとらわれるのを思いきってやめてみて。きっともっと、ラクに生きられるようになりますよ。
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4. 結婚にタイムリミットはない
結婚を焦る人のなかには「老後がさみしくなりそう」なんて気の早い話をする人もいます。
たしかに若いうちならアクティブに動けても、年を重ねるごとに体は自由に動かなくなります。縁側でそっと寄り添える伴侶がいてほしい、と思うときがくるかも……なんて想像もできちゃいます。
ですがそれは、現時点でイメージできる「老後」の一つの姿に過ぎません。いま20代の子たちがお年寄りになる頃には、今よりもっと科学が進化し、世の中の仕組みもガラリと変わっているかも。
今から50年後には、お年寄りがもっとアクティブに、さみしいと感じる暇もないくらいイキイキと過ごせる社会になっているかもしれない。だから今から老後の心配をしたところで、先のことなんて一つもわからないのです。
それにもし結婚がしたくなれば、いくつになってもできることをお忘れなく。ずっと独身を貫いてきた親戚のおばさまが、60歳を過ぎて入籍し、姓が変わったと連絡をくれたときは驚きました。そういう例もありますから、何がなんでも20代で結婚を! と焦ることはありませんよ。