現地10月28日に行なわれたワールドシリーズ(7戦4勝制)第3戦、ロサンゼルス・ドジャースが敵地でニューヨーク・ヤンキースに4対2で勝利。シリーズ成績を3勝0敗とし、世界一に王手をかけた。第2戦で左肩を亜脱臼した大谷翔平は「1番・DH」でスタメンフル出場。3打数無安打、2四死球だった。
初戦、第2戦に続いてドジャースが先制した。初回、先頭打者の大谷が四球で出塁。2番ムーキー・ベッツは左飛に終わったものの、3番フレディ・フリーマンが右翼スタンドに2ランアーチを放って、2点を先制した。フリーマンは今ワールドシリーズで3戦連発、アトランタ・ブレーブス時代に出場した2021年のワールドシリーズ第5戦、第6戦でも本塁打を記録しており、年またぎで5試合連続本塁打を記録した。
3回にもドジャースはヤンキースの先発クラーク・シュミットを攻略。先頭の9番トミー・エドマンが四球を選び、続く大谷の二ゴロで1死二塁とすると、2番のベッツが右前に適時打を放ち、ドジャースが3対0と序盤からリードを奪った。シュミットはさらに2つの四球出して、この回で降板となった。
4回にはヤンキースの2番手マーク・ライターJr.を攻め立てる。7番ギャビン・ラックスが四球、8番エンリケ・ヘルナンデスの右前打で無死一、三塁。続くエドマンがセーフティースクイズを敢行するも、ラックスが本塁でアウトに。1死一、二塁で打席に立った大谷は、この場面で登板した3番手の左腕ネストル・コルテスに空振り三振に打ち取られた。
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4回裏には、無安打を続けていたドジャースの先発ウォーカー・ビューラーがヤンキースに安打を許す。4番ジャンカルロ・スタントンに二塁打を打たれると、6番アンソニー・ボルピーが左前打。二塁走者のスタントンが一気に本塁を狙うも、左翼手テオスカー・ヘルナンデスが好返球を見せて本塁でタッチアウトを取った。
ピンチを切り抜けたドジャースは6回にも追加点。死球のラックスが盗塁を成功させて1死二塁とすると、8番E・ヘルナンデスが中前適時打を放って4対0とさらにリードを広げた。
ドジャースは先発のビューラー、2番手ブルスダー・グラテロル、3番手アレックス・ベシア、4番手ダニエル・ハドソン、5番手アンソニー・バンダ、6番手ライアン・ブレイジャーが8回までヤンキース打線をシャットアウト。
7番手のマイケル・コーペックが9回に2点を失ったものの、初戦、第2戦に続いて敵地での第3戦も勝利したドジャースが世界一に王手をかけた。
構成●THE DIGEST編集部
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