29日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、台風21号の発生とその進路や影響について報道しました。
司会の谷原章介さんは、9月に能登半島で記録的な大雨をもたらした台風14号と比較し、能登への影響について天達武史気象予報士に質問をしていました。
■台風21号の進路と沖縄への影響
天達さんによると、台風21号は沖縄に向けて木曜日から金曜日にかけて接近する予報です。暴風域を伴っているため、沖縄の西を通過する形で、石垣島など先島諸島はすでに暴風が吹いている状態です。
明日から明後日にかけて30m以上の風が吹く見込みで、荒天と大雨への警戒も必要。その後、北からの偏西風の影響で東に大きく進路を変える予報が出ており、台湾に上陸して勢力を弱めた後、3日には熱帯低気圧に変わる見込みです。
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■交通機関の情報を前日チェック
天達さんによると今回の台風は「油断ができない」面もあるとのことで、熱帯低気圧に変わるとしても雨雲の影響は軽視できないそう。
この後、秋雨前線も停滞するため、東日本、西日本を中心に3連休・とくに土日は大雨に注意が必要。
東日本や西日本では、土曜日を中心に大雨になるリスクが高く大荒れの天気で風も強くなるとのこと。天達さんは、交通機関の情報を前日にチェックするように勧めています。
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■能登半島の被害を心配
谷原さんは、「天達さん、あの…心配なのが、能登に大被害をもたらした台風14号と同じようなコースでは…」と、9月に能登で発生した災害についても言及しました。
さらに「台風の上陸も心配ですが、前線の位置次第ではまた能登に大雨が降る可能性はありますか?」と不安を口にし、天達さんに尋ねていました。
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■台風14号よりもやや南寄り
それに対し天達さんは、「前線の位置が少し北に偏った場合、日本海側の能登にも雨雲がかかる可能性があります」と回答。
続けて「とくに金曜日から土曜日には警戒が必要ですが、今回の台風の進路は台風14号よりもやや南寄りです。そのため、太平洋側でもとくに大雨への警戒が必要になりそうです」とし、明日以降も詳細な予報を伝えていくとしました。
(文/Sirabee 編集部・星子)